僕が彼女の存在を知ったのは偶然だった。それはやけに機嫌の良い
こいつ。同じクラスでたまに話す変わったやつ。名前は立花。
下の名前は知らない。そんなこいつがこう言うのだ。



「最近さ~、なんか楽しいことしてる?」




いきなり言われても困る。別に楽しくない訳でもないが、
楽しいってワケでも無い。そうやって答えに困っていると



「なんだよ何もないならこれやれって」




そいつはおもむろに携帯を取り出した。画面には何やら書いてある。




[きっと見つかるメール友達!今すぐメル友をゲットしよう!!]




そう、当時まだメル友なんて流行ってなかった。知らない人と
メールするなんてってそんな感じはしてた。だから周りに
メル友なんている人は居なかった。こいつを除いて。


「じゃ、教えてくれよ。それ」


話をしたくてしょうがない!って顔をしてるこいつを見ていたら
そんな風に言うしかない。でも興味はあった。ちょっとだけ。



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