こんにちは
今日は横浜は朝から雨が降っています
暑さと水不足で、植物たちも悲鳴をあげていましたので、
まさに”恵の雨”かもしれません。
昨日は、生まれて初めて「等々力渓谷」に行って参りました
そこは、まさに「 別世界 」で、
渓谷に降りたとたんに、清涼な空気に包まれ、
一瞬で都会の喧騒から切り離されます。
大きな樹木が生い茂り、
清流の川に沿って作られた遊歩道を進んで行くうちに、
「なんで、ここだけ、こんなに大切に自然が保全されてるんだろう?」
という疑問が、私の中でムクムクと湧き上がってきました。
(等々力渓谷に関して、何の予備知識もなかったものですから… )
※ 湧き水が龍の口から流れ出ています
ですが、渓谷の奥にたどり着くと、
すぐにその謎が解明されました。
渓谷の祠に、日本の山岳信仰の開祖である、「 役小角 」様がまつられていました。
ああ、そうか、ここは山伏の方達の、「修験」の地であったのだ、と合点がいきました。
そして、修験場であった、もう一つの痕跡として、
※クマザサや…
古来より大切にされてきた、日本の樹木やハーブ達が、
たくさん植えられていました。(庭園には、ミカンの樹も沢山ありました)
※フキは、日本原産のハーブです
山伏の方達は、日本独自の薬草を使って、人びとの治療にもあたっていたそうで、
修験者たちから、民間に薬草治療の知識が伝えられたのだそうです…
そして、渓谷の最後にたどり着いた、
お不動様を祀っていらっしゃる、お寺の境内に、こんなものが…
何と、「草木」の供養塔がありました
このような供養塔があるのは、
「草木」を「命あるもの」として捉え、大切にしている修験者たちの思いが込められているように感じ、
ものすごく、感動いたしました。
「植物に命がある」という概念は、日本では古くから根付いていますが、
(日本では、樹木を根本から切るときに、ご祈祷をあげてから切ることが多いですよね。)
それは、「植物も生き物で、私達と同じように生きている」のだということを、
ちゃんと理解しているからでしょうね…
沢山の植物と、清らかな湧き水に守られた「等々力渓谷」は、
その植物と自然の恩恵に対する人々の感謝に満ちた場所でもありました
こんな素敵な場所に連れていってくださった皆々様に、心より感謝いたします。
そして、楽しい時間を過ごさせていただいて、本当にありがとうございました
渓谷は、とても涼しく、空気がキレイでした