夢を見ていたのだろうか
愛犬とゆっくり散歩し、景色を楽しむ姿
大好きな人と手をつないでいる
そして他愛もない話をしているとき
私には遠い遠い過去のように思える
良かったと安堵し普段の生活に戻れるのは
手の届かない未来なのか
今もなお夜が来るのが怖い
胸が重く、息をすることさえもままならない人
そして身体に痛みが走る
辛い。どうしてと彼にあたってみても
改善はしないことはわかっている
なんでなんでと問うてみても答えは出ない
もうこのまま楽になりたい
息ができなく動けなくなるなら、もうこの体を捨てても構わないと…
この先何があるというのだろう
私には明るい道など見えてはいない
少しの希望が手の届かないものとして私の胸の奥底に
あるだけ
いつか眠りから覚めるときが来るのだろうか
今、このとき、この一息をしている間
幸せな時間が流れている