心理療法個人授業/河合隼雄・南伸坊
心理療法はやはり流行ってきているようである。
奥深い心理学の世界を南伸坊に読みやすくさらっと書かれてあるので、この1冊もすぐに読めてしまった。
読み返すと少しずつ深くわかってくるのかもしれない。
参考になったのは「二者択一を迫られた時、二者から一つを選ぶ必要はない。そもそもなぜ、二者択一を迫っているのか、そこを考えるっていう話」
対人関係の基本のひとつだと。
世界の宗教 どの教えが優れているのか?/シャフィック・ケシャヴジー
王様と賢者・道化師が宗教オリンピックを開くお話。
ユダヤ教・キリスト教・ヒンズー教・イスラム教・仏教・無神論者がそれぞれ議論を戦わせる。
宗教を比較しながらわかりやすく紹介している。
ストーリーは陳腐で結末もつまらないが、一般常識としての宗教を学ぶにはとてもよい本である。
特殊特許の世界/稲森謙太郎
変わり種の特許を事例を挙げながら紹介している。
コラムは為になる。
コラム2 特許はいつできた?
特許制度としては15世紀のヴェネチアから、日本では明治時代かららしい。
しかし江戸時代には徳川幕府の施政方針で「新製品をつくることはまかりならぬ」という「新規法度」というとんでもないお触れがでていたとは驚きだ。
