中学2年生 春
𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄 𓐄
クラス替えの紙を持ちながら
新しい教室へと足を運ぶ。
教室を開けて足を踏み入れた
その瞬間
地獄は始まった。
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「何で女なのに髪の毛短いの?」
「え?男オンナなの?」
「普通にキモくね?」
「やばwww」
「男は女の制服着ないでよ〜」
教室に入った瞬間
そんな声で教室は溢れかえった。
そう。運悪く私は
中学2年生初日にして
いじめの標的になってしまった。
今ではショートヘア女子なんて沢山いるくらいに
当たり前になってるけど
当時、ショートヘアにしてる人なんていなかった。
長いのが常識。長くなければ女じゃない。キモイ。
そんな常識に包まれていた。
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授業が始まれば
後ろから消しゴムが飛んできたり
色んな文房具が私の机を目掛けて飛んできた。
授業と授業の間の10分休憩ですら
前方からはチョーク
後ろからは文房具が飛んできて
その様子を
私を嘲笑うような目で他のクラスメイトは眺めていた。
そんな日々が続き
夏頃は教室に入ることが怖くなって
学校に行っても
トイレにひたすらこもって
時が過ぎるのを待ってた。
今では便所飯なんてやる人は多いと思うけど
その先駆者は私なんじゃないかってくらい
便所飯してました。私の初便所飯は2010年です。
そんなこともずっと続けていれば
生徒にも先生にも情報は入って
トイレに先生が探しに来るようになって
何とかして教室に入らせようと
先生たちは必死だった。
教室に入ることは自分にとっては地獄だった。
腕を引っ張られて
教室に連れ戻される。クラスメイトから浴びる冷たい視線に
私は何度も教室を抜け出した。
生きた心地もしないこの学生生活が苦しかった。
私には双子の妹がいた。
妹もまた、私のせいで
色んな言葉を浴びせられていた。
「お前のねーちゃんトイレにこもってんだって?」
他にも私に関する言葉、言われなくてもいいことを
沢山言われたみたいだった。
私のせいで
妹も一時期学校に行かなくなった。
2人して学校無断欠席をして
鳴り響く学校からの電話に出ることも出来ずにいた。
その時くらいから
「死にたい」そんな言葉が私の頭に駆け巡るようになった。
私のせいで妹は苦しまなくてもいいのに苦しんでる
全ては私がいけないんだ
生きてるから...
そんな思いを抱えたまま
中2は不登校を貫いてしまった。
おかげで成績は1と2しかなかった。
三者面談でも親に苦しい思いをさせてしまっていた。
それも本当に嫌だった。
私がいなければ...
そんな思いはどんどん加速していって
死ねっていう幻聴まで毎日聞こえるようになって
中学3年生になる頃には
体を傷つけることを覚えてしまっていた。
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