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ここで、回帰熱の症状と治療方法を紹介する。一緒に習いましょう！菌血症による発熱期、および感染は、持続しているものの菌血症を起こしていない状態を数回繰り返す、いわゆる回帰性の発熱が特徴です。治療を行わない場合の致死率は、病原体の種類や健康状態などによっても、異なりますが、数％程度といわれています。＊発熱期 感染後５～１０日をへて、菌血症による頭痛、関節痛、筋肉痛、羞明、咳などを伴う発熱、悪寒がみられます。またこの時に髄膜炎、点状出血、紫斑、結膜炎、肝臓や脾臓の腫大、黄疸がみられることもあります。発熱期が３～７日続いたあと、いったん解熱し無熱期に移行します。＊無熱期 無熱期では血中からは、菌は検出されなくなります。発汗、倦怠感、時に、低血圧症や斑点状の丘疹をみることもあります。この５～７日後、再び発熱期に入る、とされています。 前記の症状以外で、肝炎、心筋炎、脳出血、大葉性肺炎などがみられる場合もあります。治療方法： 回帰熱には、抗生剤による治療が有効です。ダニ媒介性の回帰熱の場合は、ドキシサイクリン、テトラサイクリンが用いられます。シラミ媒介性の回帰熱の場合は、テトラサイクリンとエリスロマイシンの併用、もしくは、ドキシサイクリンが有効、とされています。小児の場合は、エリスロマイシンが推奨されています。治療に伴いヤーリッシュとヘルクスハイマー反応が、みられることもあります。回帰熱の合併病は多くありますから、もっと注意することは必要です。 巨人倍増