ルルさん。
前日まで皆と一緒にひなたぼっこなどして。
それが夜から立てなくなった。
トイレに行く途中で座りこんでしまう。
食事もとらない。
排便しようとするが力が入らず。
朝9時に動物病院へ行く。
この病院に行ったことを後悔する。
朝一番に行った病院は人気はあるがいつも通う病院ではなかった。
いつもの病院は9時に診察券を出すと診察は12時くらいになる。
3時間の待ち時間が辛いだろうと考えた。
今回行った病院は夜間緊急動物病院に勤務されていた先生だから対処してくれると思ったんだ。
評判も良かったし近所の犬友さんも通院していた。
で、診察結果は「便秘」
便を掻き出す処置をしてくれた。
この先生、最初は下痢って言ってたな。
私は「違いますよ。どうみても便秘です」って言ったわ。
で、掻き出した便は結構多かった。
先生は「下痢」と言ったことをなかった事にして「こんなに便がたまってました。」と。
ルルを渡された時もあまりに調子が悪そうなので、血液検査、レントゲン、エコーなど必要な検査はして下さいと頼んだけど、先生は「これでしばらく様子をみて」って言った。
昼になってもルルは調子がおかしい。 立てない。ふらつく。 症状は良くならない。
午後4時にいつも行ってる病院に行った。 (最初から行けばよかったんだ。)
熱を計る。
熱が無いってよ。
どういうこと?
そう言えば、午前の病院は熱は計らなかった。
先生が体温計を肛門に差し込もうとした時、小さな声で「あッ!出血…」って言った。
そして体温を計り終えると 先生、スタッフに向かって「すぐに保温して」
先生、私に「肛門、直腸の傷がすごい。傷から出血してるから処置しますね!」
午前中に行った病院での処置を説明した。 便秘と言われ 敵便処置をしたことを。
先生、黙って聞きながら傷の為の抗生剤の注射をしていた。
ルルは急性腎炎だった。
急性腎炎は時間との戦いらしい。
入院の覚悟はしていたので 「入院ですか?準備してきました。」と。
先生「入院してもいつ何があるか分かりません。点滴中も危ないから。お預かりしても夜中に誰にもきずかれずに逝ってしまう可能性もあります…」って。
言葉が出ない…
そんなに?
そこまで?
昨日の夕方は私の手からオヤツを食べたよ。
歩いたよ。
旦那のお皿の鶏肉を盗み食いしたよ。
それから
何時間か入院と言う形で点滴をしてもらったんだけど、どうしても腕に抱きたくて、病院に電話して迎えに行った。
迎えに行って良かった。
うちに帰ってきて一時間半後に私の腕の中で逝ってしまった。
迎えに行って本当に本当に良かった。
ルルにありがとって言わないと。
私の腕の中で逝ってくれた事にお礼を言わないと。
旅立つ一時間位前。
ルル、私が行く時は、必ずお迎えに来てね。
あの医師。
便秘と言って処置をした有名な夜間緊急病院に勤めてた、あの医師。
6時間後には違う病院でちゃんとした診断を受けて的確な処置をしてもらったけど (逝ってしまったけど)急性腎炎と便秘はあまりに違い過ぎるでしょ。
基本の体温も計らなかった。
肛門と直腸に傷をつけすぎでしょ。
血だらけだった。
バカな飼い主、ルルをタオルにくるんでたから血だらけに気が付かなかった。
マジにアホ飼い主。
どれだけ痛かっただろう。
痛いとも言えず…苦しいとも言えず…
午後行った病院で最後の処置をしてくれた医師から手紙が来た。
「ルルちゃん、先生は明日お休みだから明後日会おうね。頑張って明後日来てね。」と言った時、ルルちゃんは力なきお目目で私を見ました。その時に明後日にはもう会えないかもと思いました…。って書いてあった。
近所の犬友さん。
ちょっと前に十何年一緒にいたワンちゃんを亡くされた。18歳くらいっだったか。
道で会ったので
「大丈夫? 少し落ち着いた?」 と聞いた。
「うん。大丈夫だよ。 でもまだ時々涙が出てくる…」って。
私。 「うちも少し前に猫が逝ってしまったんだ」と言ったら。
彼女「あ、そうなの。 でも犬と猫は違うから。」
どゆこと?
犬友、辞めた。
まぁね。
「ペットのゴキブリが亡くなってしまったの。悲しい。」って言われたら、私も犬とゴキブリとはちょっと違うかも と思うよ、きっと。
でも、相手が本当に悲しんでいたら 口には出すべきじゃないよね。 たとえゴキちゃんでも。
思っても口に出すなよ。
ちょっと最近は心が荒れてるかもしれない私です。