会期に間に合ったので、桜姫東文章上の巻、下の巻を東劇で観ました🌸
歌舞伎の桜姫を観たいと思っていたのでとてもいい機会でした。スクリーンで見るとセットや衣装、小道具も含めてよく見えて絢爛豪華でした。
6月、7月と暑さが厳しかったですがなんとか時間帯を見て鑑賞できてホッとしました。
びっくりしたのは、歌舞伎演目だと5時間近い上演になるのですね…!
昨年、桜姫東文章観たのだけど色んなとこ抜けてるから復習します。
雅で上品な桜姫が後半どんな女郎に変わるのか。権助は正体を見破られるとどういった表情に変わるのか、楽しみです。上の巻では、三囲神社の場面が印象的でした。
作品冒頭の清玄さん、白菊丸の心中の場面は色々と想像したり考えたりしてしまった。
原作の冒頭の場面をしっかりと観られたので貴重でした。
下の巻では、桜姫の権助へのデレデレ強めでかわいらしかったです。お姫様が隠せない。身を落としても気高さや上品さが消えない。
下の巻はセットが侘しい感じになり、上の巻との対比が分かるように感じました。
庵室のうらびれた感じよかったです。
小道具を使ったり、セットを右往左往動いて演技されていて迫力が増します。
権助さんかっこよかったなぁ。仁左衛門さん、後半は早き替えなどもあり大変!
桜姫が自分の身元が明らかにならないと油断しているところがうかがえる。
清玄さんの幽霊と居合わせる場面は演出を含め素晴らしかったです。引き込まれました。
権助が何者なのか、桜姫が知る場面からの本当に吉田のお姫様に変わる玉三郎さんの凛としてキリッとした表情、仕草に変わる様子は圧巻でした。都鳥の一巻を取り戻した桜姫は頼もしく芯の強さがありますね。
アンモラルな世界を描いていますが、今を生きる私たちに通じるところが多いですね。問いかけのある作品でもあるのかなと思いました。南北の観察眼鋭すぎる。
昨年も桜姫東文章を観劇したのですがやはり魅力的な作品ですね。色んな演出、解釈ができる作品ですね。
歌舞伎座で再上演されることを願っています
はじめまして、かぶきにゃんたろう🐱