偶像と始末屋のアークス活動報告

偶像と始末屋のアークス活動報告

PSO2の9鯖ハガルで活動してるクーナ好きの簡単なブログです

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いつの間にかそこに立っていた。
そこは丘のような場所だった。「ような」というのは霧というか靄がかかっていて数メートル先までしか見えないからである。

ひたすらそこを僕は歩いてる。数メートル先が見えないというのに足は止まることはなく、まるでこの先に何かあるのがわかっているかのように足を進める。

どのくらい歩いたのか…まだ何も見えない。
頭の中で「もう止まろう、諦めよう」という声が聞こえてくる気がする。
だがそれでも止まらない。脳の声に反抗するかのように足は速度が落ちることはなく一歩一歩進んでいく。


光が見えた。まだ微かな点だがあそこにはきっと…
そう思うだけで歩みは走りに変わっていた。

不思議と息切れはしない。走るほどに大きくなる光が嬉しいのかまだまだ速く走れる気がしているくらいである。

大きくなっていく光はやがて体を包んでいき、ついに視界が開けた。




女性がいた。

光が後光のようになっていて顔までははっきりと見えないが口を動かし何かをこっちに伝えようとしているのはかろうじてわかる。だが声は聞こえない。

全てを伝え切ったのか、あるいは声が届いていないことを知ったのか。彼女は一瞬だけ笑い背中を向けた。

「待ってくれ!君は一体誰なんだ?」

叫ぶと同時に駆け出し彼女の肩を掴みかけた瞬間足元が崩れ、暗闇の中に……








ドサッ!
「いってぇぇぇぇぇ」

衝撃と痛みとともに気づいたのは今いる場所が自室(ベッドの横)という事と自分がベッドから落ちたことだった。

「…なんだ夢かよ。」

ありがちな言葉を吐き捨てながら時計を確認する。

Am5:59

( ´-ω- )フッ
「ついに目覚ましに勝ってしまったか…長い戦いだったが今日こそ僕の勝利だな」

ppppppp!6:00と同時に鳴り出す目覚まし音。

そっとまるで子供の頭を撫でるように優しい動作で目覚ましを止める

あぁ、なんて清々しい朝なんだろう。そうだ、今日はお祝いに帰りに何か買って帰るとするか。僕と「あいつ」が喜びそうなものといえば…


そんな事を考えながら作業着に着替え自室をあとにし、リビングへ向かう。


「マスター、おはようございます。今日は早起きなんですね」

リビングに入ると同時に女性に声をかけられる

「おはようリリィ。早起きとは良いものだね、これからは早起きマスターと呼んでくれたまえ」


「はぁ…そうですか。では早起きマスター(自称)、もうすぐ朝食ができるのでそこに座っててもらえますか」

(今こいつ絶対自称ってつけたな。まあいいか)

椅子に座りテーブル上のコーヒーを飲みながら先程のリリィという女性を見つめる。

金髪で青い瞳、身長は150cmくらい。どちらかといえばスレンダーな体型。

そんな街に出れば男に声掛けまくられそうな女性が今僕と同じ空間で料理を作っている。

ならば後ろから熱い抱擁をし労うってものが男の務めだろう…スっと立ち上がり歩き始めたその刹那


ヒュン!


音ともに僕の後ろの壁に突き刺さる包丁

「すいません、手が滑りました」

「滑っただけでこうも後ろにまっすぐ飛ぶかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!今殺す気だったよね!?確実に殺る気だったよね!?」


「気持ち悪い気配がしたのでゴギブリでも出たのかと思いまして…あ、怪我は無いようですね、残念です」

「残念って言葉いらないだろぅ?!」


「朝からうるさい人ですね。どうせ昨日のドラマの影響でしょう?全くマスターは影響されやす過ぎです」

「ぐっ…(図星)」


「まあそれはさておきご飯にしましょう。今日は仕事なんでしょう?早く食べないと遅刻しますよ?」

「…いただきます」

いつもの朝食をリリィと一緒に食べ始める。


「今日は講義か?」

「はい。今日はこの間教わったフォトムの応用ですね。まあ応用といっても世間的には簡単なんでしょうけど」



フォトムというのは簡単に言えば体内エネルギーみたいなもの。それを使いこなすことによって人は火や氷、雷や風を出すことができる。
人によって得意なものがあり、使いこなせるようになればそれに合った職務につくことができる。


「ふーん。まあLv0の僕にとってはそれでも魔法みたいなもんだけどなぁ」

そして人によってフォトムLvというのがあり、この世界ではLv1~5までが存在する。フォトムの扱いが長けてる人ほどLvが高いそういう仕組みだ。
僕はLv0。フォトム適正無しという烙印を押された人間だ。要は落ちこぼれである。


「まあLv0でも仕事はあるから別にいいんだけどな」

「…そうですね」


「さあ飯も食ったし、今日もお互い頑張りますか!」


「えぇ!お互い持てる力全てをもってことに当たりましょう!」


「別に戦いにいくわけじゃないんだからw」


そんないつもと同じ、いつもと変わらない言葉を交わしながら僕らは家をあとにする。


ここはアークスシップNo.0「バース」
変わらない日常が壊される時まで残り僅か…


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はい、どうも皆さんお久しぶりです!
誰だっけ?って方も久しぶり!←
何となく思い立ったので久しぶりに書いてみました( 'ω')

文字だけの投稿は恐らく初ですかね?というのもPCの調子が悪くPSO2もPS4でやってる次第でして…

初めてスマホで書いたからよく分からない、読みづらいかもしれません。

あと基本思いつきとノリで書いてるので文脈もおかしいかも()


この話の続きはなんとなーくは考えてあるんですけど、書くかどうかはわかりません!(時間と気力次第)


ゲームの方もちょいちょいインはしているので時間合った時には遊んでやってください(^^)

ではではこの辺で!

チムメンの眠り姫様これでいいですかw