今年2月の終わり、父を実家に残し、同じ沿線の姉の所へ向かった。


まず、姉の最寄り駅に着いて、え!?と思った。

それを旦那さんがズバッと言った。


(我が家と比べて、実家からココまで相当に)近いじゃん! 😅


ここから後は、旦那さん別行動で時間潰しててもらう。

改札で待ち合わせした姉と会い、近くのマクドナルドに入った。


そして、二回目の、え!?


2階への急な階段を、姉はスタスタ上がっていく。

持病(膝)悪化して、もうダメかも…と言ってたけど…


まぁこれくらい歩けるというなら、まぁ良いことだと思おう。


そして、姉の状況を聞いた。

いつもの姉なら、60分のうち59分45秒くらい

ノンストップでペラペラペラペラ話し続けるのだが

この日は、うつむいて、とつとつと、静かに言うのみだった。

ある意味、いつもより会話になったし、話も聞きやすかった。


だいたいの事情は、薄々私も察していたことで、想定内の内容だった。


法に触れることをしたわけでもないし

借金とか新興宗教の話でもなかったし

それ以外のことは、たいていなんとかなるものだ。


姉自身も専門職として働いて自活しているし

持病の所は心配ではあるが、長年まじめに働いてきたならば

むげな対応をされないだろうし、できる範囲の仕事内容や環境に替えられそうな職場だ。


1時間以上、話を聞いただろうか。すっかり弱気になってる姉に

それについては、大丈夫だよ、これについても、何か方法あるから大丈夫だよ、

金銭面も、昨年亡くなった母が、専業主婦ながらも丁寧に生きてきただけあって

残してくれたものがあり、それで助けてもらえるよ、と、


とにかく気持ちを落ち着かせようと、そういったことを話した。


姉は、うんうん、と頷き、だんだんと少し落ち着きを取り戻した様子だった。


また、この日は、母の相続手続き書類だけでなく

一冊本と、自分で作った母の遺影(素敵な見開きのペーパーフォトフレーム)を

持っていった。

本は、昔、私自身、大きな勉強となった

森田汐生さんのアサーティブに関する簡単な分かりやすい本。


姉は、本と遺影を両手で抱きしめ、ありがとうと何度も言っていた。


別れ際に、会うのはこれが最後かもしれない…と

暗に自殺を仄めかす言い方をしていた。


それに対しては、特に触れず、

色々と、なんとかなるから大丈夫🙆‍♀️ と伝えて別れた。


後日のメールでは、本を読んだみたいで

自分にもそういう所あるなって思ったと書いており

何か今後の気付きのキッカケになれば良いなぁと思っていた。


なので、過去10年20年の間にも、姉で困ることはあったし

昨年、母が亡くなる直前の姉の激昂で両親が疲弊し、

それがキッカケで母の悪化フォロが遅れたことが

悔やまれていたけれど


もしこの日、姉の元に来ることなく、姉が自殺でもしたら

私は後悔しただろうなぁと思ったので

かなり無理をして、父にも寂しい思いを我慢してもらって

後ろ髪引かれつつも父を実家リビングに一人残して

帰りに姉の駅に寄って、1時間半ほど時間を取って

この日、父より姉のフォロを選択して良かったなぁと思っていた…。


一昨日までは。


これは、私から見た、この日の出来事。


姉のほうは、違っていたようだ。


前々から思っていたことだが、姉は多重人格者なのか?