これがアスペルガー特性かどうかは不明だが…
長年不思議で、かつ、ちょっとイラッとする習性があった。
子供の私が知恵もついた、小学生後半以降くらいから気づいたものがある。
うちの家族は、NHKの連想ゲームが好きだった。
なるほどザ・ワールド などのクイズ番組も好きだった。
時代が分かる😁
で、私や母が、答えは何々じゃない?と言う。
普通だったら、あ〜そうかもね!とか、それだ!という反応になるだろう。
それが正解だったら、おー!とか、当たったね!という反応になるだろう。
父の場合…
まだテレビで正解が言われるまで待っている時間で
誰かが答えを推測して発言して、少し間があってから
父は、こういうのだ。
答えは、何々(さっき誰かが発言した内容まるコピー)だよ!と
しかも自信満々に言うのだ。
えぇー?
しかも、本人は自分が一番に思い付いたつもり満々で
自慢げに、他の家族に教えようとするかのように
答えは、何々だよ、と何度も説明するのだ。
いや、それ、さっき私が言うたやん😅
そんなことが、日常茶飯事だった。
私も大人になり、家を出て、家族団欒でクイズ番組を見る機会は減ったが
クイズ番組に限らず、こういうシーンは続いた。
仮に父が考えることに集中し、他の人の発言を聞いてなかったとしても
クイズのような答えがハッキリしていないシーンや会話であっても
ほぼ丸コピー発言するあたり、やはり聞いた発言のコピーであったことは間違いない。
もちろん、誰かの意見に同意だよ、私も考えてみて同じように思うよ、ということはある。
その場合は、ニュアンスでそうと分かるような言い方になるだろう。
しかし、父は違うのだ。
なぜなら、それを、元の発言者に一生懸命に説明しようとするから、
へ?と感じるのだ。
この父の変な習性は、私と母はお互い認識してて、出た出た…と流し
私も社会人となり、家に帰ることも減り、いつしか忘れていた。
数十年後に、また私はそれに直面することになる。
なんとー、会社で、そーゆー人が、たまにいるのだー🤣
共通するのは、全て男性かつ中年!?
そして私と同じように、
あの人、人のアイデアや発言を、すぐ自分の意見のように言うのよね!と
言ってる同僚(全て女性)もちらほら。
あれは、父がというより、アスペルガーというより
中年男性に多い傾向だったのだろうか?
まぁそれはさておき
子供時代の家族団欒で、テレビのクイズ番組で得意げに答えを叫ぶ私。
あ〜そうよ!よく分かったわね〜と褒めてくれる母。
しばらくすると、答えはコレだよ!と同じ答えを意気揚々と私と母に言う父。
キョトンとする私と、苦笑する母。
なんとも昭和な平和なシーンだ。
今、それを思い出すと、私は笑いが込み上げてくる。
今となっては、嫌な思い出ではなく、微笑ましい思い出だ。
お母さん、お父さん、覚えてますか?
いや、お父さんは自覚してないから覚えてないか😁