「蛇にピアス」 金原さおり
第130回(平成15年度下半期) 芥川賞受賞
第27回(2003年) すばる文学賞受賞
「スプリットタンって知ってる?」そう言って、男は蛇のように二つに割れた舌を出した―。その男アマと同棲しながらサディストの彫り師シバとも関係をもつルイ。彼女は自らも舌にピアスを入れ、刺青を彫り、「身体改造」にはまっていく。痛みと快楽、暴力と死、激しい愛と絶望。今を生きる者たちの生の本質を鮮烈に描き、すばる文学賞と芥川賞を受賞した、金原ひとみの衝撃のデビュー作。
これは好きかも。
何故、これを読もうと思ったかと言うと、この「蛇にピアス」にはボディピアスがたくさん出てくるのですけど、今私が絶賛はまっているのがボディピアスなんですね。 だから読んでみたかったんです。
ふわ~・・・独特な雰囲気があるなぁ。
登場人物はとても少ないんですけど、しっかり個性が出ていてわかりやすい。 そして皆の行動には理解できないというか、謎が多いんですけど、そこも好きです。
読んだ後もあれは一体・・・と考えたくなります。
そのへん、芥川賞受賞・・・は、なるほど。という感じ。
しかし、かなり好き嫌いが分かれそう。
あまり好きになれなかったとしても、強く印象に残るんではないかな。
そんな一冊でした。