こんばんは、ブレスレットメーカーでヒーラーな開運研究家・コンシェルジュ 
中村美功。(みのり)です。

今回は過去のお話、何事もないことが、本当にありがたいか、思い知った時のお話です。

 


私は図書館ではたらいていたことがありました。


図書館の仕事は、はたから見ると、楽な仕事に感じる人も少なくないかと思います。

ところが、どっこい、仕事は無尽蔵にあります。

そして、本はまとめると重たいです。

ホコリもあっという間にたまります。

私のいた図書館は、働いていた人も限られた人数でしたので、かなり大変でした。

そんな図書館での私のメインの仕事は、貸出 兼 レファレンス でした。(その他の雑用、掃除などもやっていますよ)

要するに、利用者サービスです。


その利用者サービスでの出来事です。

滅多にないことですが、年に1、2回くらい、対応がむずかしい利用者さんが来られます。

その中でも、とても印象的な利用者の方のお話です。


その方は、最初はおだやかに話されているのですが、

何のスイッチがはいったのか、急に怒り出しました。


最初は、私の言葉か対応がいけなかったのかと思って、びっくりしましたが

よくよく話を聞いてみると、そうではありませんでした。

利用者の方の言い分を聞いていると、怒りのほこさきは、まったく別の事のようです。


別の職員の対応で、気にいらないことがあったとかで、

ずっと怒っているとのことでした。

そして、「私もどうせ、同じような人間だろう!」とお怒りになってるのです。



こまかくいえば、図書館とは別の施設の職員の対応でしたが

一応、同じ施設職員のせいで、お怒りになられてるので、申し訳なく思いましたが・・


「いくら同じ施設内の職員とはいえ、人格まで一緒にされても~」

心の中では驚きました。


だって、スーパーで買い物していて、昨日のレジの人が対応が悪かったとしても

今日のレジの人も、悪い対応をするなんて、思わないと思うんですが・・

ましてや、当事者でない人に文句言うなんてことは・・アリエ無い気がしますが・・


でも、目の前の人は、お怒りになってるので、

職員の対応について、図書館でも対応を気をつけることを

説明をして、なんとか納めてもらいました。


びっくりするくらい、怒鳴られて、

しかも、自分のやったことでもないことことで、

その時は、ひたすらびっくりして、なんとかしなくちゃ!と思っていましたが

後から、あまりの理不尽さに、怒りがフツフツと込み上げてきました。

しかし、その怒りはどこにも向けられませんしね~

上司に「こういうことがありました」と説明はしておきますが・・


でも、やがて、気がついたのです。

「私、こんなに怒ったことって、久しぶりかもしれない。」

てことに。


職場は、お世辞にも良い環境とはいえません。
(実際、その後、身体を壊して、退職しました。)

良いところは、好きな本の仕事であり

その人に必要な資料をお渡しして、喜んでもらえること。

・・くらいです。

(でもそれが好きで、身体を壊すまでやめられなかったのですが)

 

それでも、困ったことの多い職場で、こんなに、怒ったことはありませんでした。


不満だらけの職場でも、穏やかな日常が流れていたのね~と

気づけた瞬間でした。


それから、時々、何か感情を揺さぶられるようなことがあっても

「ああ、最近ずっとのんびり、穏やかにすごさせてもらっていたのだな~」

と感謝するようになりました。

何もない日常に、ちょっと刺激的なスパイス。

まさしく、陰と陽。

陰は陽がなけれな、陰とはわからないのです。

陽も、陰があるから、陽とわかるのですね。


「変わる」て本当になかなか大変です。

大きく変わるんですものね。


普通に過ぎて行く日常に感謝です。

 


写真は昨年の写真。春日大社です。
青空と藤が美しかったな~