大混雑が予想されるし、珍しく開館時間に待ち合わせして挑みました。
するとそれが吉と出て、思ったよりもすいていて楽に、じっくり見たい絵を見られました。
有名な画家、教科書でみた絵画もありで、本物なのね!と豪華さに浮き立ちまくりでした。

アングルの聖母マリア、美しい!!アングルの描く女性の肌の質感で独特ですが、本当にキレイです。
布の質感、蜀台など小物もきっちり写実されてて、精巧すぎてびっくりです。

「ジャンヌ・サマリーの肖像」
サマリー嬢の夢見るような表情にいざなわれ見つめあいます。
彼女は今までどれだけの人たちの視線を受け止めてきたのでしょうか。
またこのピンクは何のピンクなのかしら?彼女の世界をあらわしているのでしょうか。

何かと話題のゴッホの医師の肖像は、悪いけど、これはお礼にと贈られたら困惑してしまうかも・・
オチョボ口にお髭。バッグのもやもや感も、なんだかマンガタッチです。
贈られた医師は「俺ってこんなん?」と落ち込んだんじゃないの?と気の毒になってしまいます(笑)
でもゴッホらしい、力強いタッチで、重たいエネルギーを感じます。

ピカソの青とブラウンの世界は、日本人にも馴染みやすい雰囲気なのではないでしょうか。
あっさりとして、キレイな絵です。

アンリ・ルソーの絵を見た瞬間、「ミワさん?マツコ・デラックス?」いえ、ローランサンです。
ネットで見るとそうでもないけど、実際みると大きな絵画で、圧倒されますし、人物もかなりコミカルです。
足元の花はカーネーションですか、彼岸花?けいとう?全然違ったね。

「エリザヴェータ・バリャチンスカヤ公爵夫人の肖像」は
衣装が白と緑で、ウエストラインがキュっとしまっていて、黒髪の美人さん
この間みたスカーレットを思い出してしまいます。ネットや図録では青にしかみえませんが、緑だと思っていました。
知られてない画家の絵ですが、印象に残りますのでこちらの記事でもダークホースの3位と紹介されています。

朝日新聞デジタル:(もっと!プーシキン展)池田理代子さんのミカタ - カルチャー
http://www.asahi.com/culture/update/0523/NGY201305230018.html

公式ホームページで、「ジャンヌ・サマリー」のマンガが読めた。
他にもあったのに、見れなくて残念。
http://www.i-museumtalk.com/special/pushkin2011.html

私の1位は、アングルの「聖杯前の聖母」かな~。かわいいより美人が好き。
あとはやはり「ジャンヌ・サマリー」、ピカソの「マジョルカ島の女」
「マルムーク」「ナイルの渡し舟を待ちながら」などもよかったな~

というところです。

とても見ごたえのある美術展でした。