ネタバレありです。 ですので反転。

ついについに行きました。
予告みただけで泣きそうなので、空いてから行こう~なんて思っていたけど空く気配ないこの映画。空前の大ヒットなのかな?だって行った~て話をよく聞くのよ。
「泣きそう」とかまえていったので、そうでもなかった。泣きたくていくわけではないのでよかった。

ヒュー・ジャックマンがみたいし、レミゼがどう映画化されているのか見たいからね。

ヒューだけど、ヒューだと意識しないで見ていた。バルジャンだった。
バルジャンが、とても力持ちで、高齢なのにどこまでがんばれるのか!と思っていたが、ヒューがやっていると納得のバルジャンでありました。
コゼットを得て、バルジャンが生まれ変わる~という心情がとても伝わり、より娘を何より大切に思う父の様子が痛いほどでした。

ラッセル・クロウの歌声がとてもよかった。聞きほれた。
ジャベールという人物が際立つのは、高い建物のギリギリのところに立つ描写が秀逸でした。
これほど彼を表す手法はないのではないかと感心した。

アン・ハサウェイは単体で見ていると何も思わないんだけど、工場の中で大勢の中では流石に際立っていたので、ファンテーヌの境遇がよく理解できると思う。

アマンダはやっぱり、歌声がいいな。コゼットの可憐さ、乙女の初恋の場面など暗い場面が続く中、花と蝶とでいやされる。
コゼットのが通常、共感できないけど、今回はコゼットもよかったのはアマンダのおかげかな。

エポニーヌ役の子も、マリウスを思う目線、立ち方、歌、すごくよかった。エポニーヌは設定的にも肩入れしてしまう役だけど。

ガブローシュがよかったな。青い瞳が印象的。なんでこの子は死なないといけないんだろうといつも思うけど。
ジャベールに勲章もらう場面に打ち抜かれた。でも目を閉じさせないんだな~。

それにしても本当にリアル。
舞台とちがって細部まではっきり映るから~と聞いてたけど、リアルすぎて私にはちょっとダメな部分もあったな。
ファンテーヌの次々と身包み剥がれて行くところとか、不潔そうな宿屋とか下水はうぉ~~~!て感じでしたw
映画始まって、この時代に生まれたら私はこの時点で死んでるな、て終始思った。