NHKの朝ドラ「カーネーション」
あのコシノ三姉妹の母の物語をドラマ化です。
綾野君が出ていたときは結構真面目に見ていたのですが出なくなった途端
思い出したら見る~的になっていました(笑)相変わらず現金な私。

今日はたまたま見てみたら
コシノ次女が東京で一旗あげた姿を母が見に行くのですが
デパートでディスプレイはけなされ、言葉も標準語ができず直され、売り子にもバカにされている状態。
お客さんには「こんな歩きにくいパンタロンを売るなんて!」とクレームが。
歩きにくいというパンタロンのお直しを勧める母に
「直したらデザインが完成しない」直すことに難を示す娘に
「完成はお客さんが喜んでこそ」と諭す母でした。

しかし、しょんぼりしてる次女やディスプレイを作った仲間に母は
「最近、少しは賢くなったからわかったことがある。
若い人のいうてることが理解できないからといって、それが間違ってるとは限らない。
私にはわらかなくても、通じてる人同士がいる。外国語みたいなものでしょ。」
というような事いいます。(完全コピーではありません。本当は大阪弁)

デパートの支配人は、デパートのやり方があり、物を売る場の約束を次女に言っているのですね。
お客さんは、自分の心地よさを求めて洋服を買っているのであって、デザイナーの為に洋服を買っているわけではないのです。
文句を言われることは悲しいし、残念だけど、相手にも理があります。

どちらが正しく、間違っているとはいえないことですね。
わからない人も、いつかわかる日がくるかもしれないってことは母も気付いている。

今では当たり前の洋服だって、日本にやってきて浸透するまでにはいろいろあったように。
歴史を振り返るというとそういうことなのですね。

次女とデザイナー仲間たちは
「プレタポルテなら世界中に服が売れる。
東京がパリみたいになったらいい。東京を発信地にしたい。
パリコレクションではなく、東京コレクション」と夢を語ってました。


そんなことを書きながら思い出したのはサッカーのこと。
「ブラジルでサッカーが下手な人のことを日本人みたいだと言う」と聞いたことがあります。
今ではどういわれているのでしょうか?

サッカーw杯出場が夢の先もいいところの時代。
連載が始まった「キャプテン翼」で主人公の翼の夢は「W杯優勝」でした。
「出場も果たしてないのに、優勝とは!」と驚きましたが、
漫画ですから、描いた漫画家さんがすごい。
現在では出場は当たり前です。さすがに優勝は強豪ですらかなえて無い国ありますし難しいですけど、
現在は優勝が目標といっても、当時に比べたらインパクトは少ないでしょう。
それに女子サッカーは優勝したのですよ!

何も生えてない土地に、咲いた花を思い描ける人はすごいなと思います。