何かあるたびに♪ソルフェリーノ♪とやたら感動的に歌が入るし、緞帳が下がるのもらしいのですが案外良かったです。
プロローグが白とグリーンで宝塚らしい夢夢しさなのにビックリしたけど、この後は全く美しい衣装などでてこず血で汚れた服ばかりなので納得。
動かない花かごみたいなところに終結している娘役さんの後ろから水さんが登場!
そして忍者屋敷みたいに、後ろ壁が回転して水さんが消える・・
そして舞台中央前に現れる。
この後、彩吹さんも入ったりして、回転扉の仕組みが気になるのでみてばかり、うっかり娘役さんが壁にぶつかったりしないのかとか気になったw
アンリ・デュナンが通りすがりの理想主義者で度々むちゃぶりを発揮しますよ。
旅先で戦場の悲惨な有様を見て、帰ろうよ~危ないよ~という御者の言い分を全く聞かず、「助けよう」と助けさせておいて、自分だけは
♪ソルフェリーノ!
臨時の病院で敵兵士は後回しか放置と知り、理想を解きながら
♪ソルフェリーノ!
と何かある事に唄います笑
そんな彼ですが敵も味方もないと必死で説得して皆で合唱するアベマリアは感動的でした(^^)
涙が出てきて、なんか悔しかった。だって植爺の作品だもん。
え~感動しちゃった~~とか思ったよ。
でも植爺やるやん!と初めて思ったかも。
女は男に強く奪われるのが幸せなんだ、とかいうセリフはさすがに植爺オリジナルな気もしました・・
なかなかかけんよ・・いまどき。
でも今回は私が贔屓の彩吹真央さんが退団なので噂通り、
彼女が演じる所のレクトール医師が主役のように娘1と絡みますよ!
大きな愛で敵兵に憎しみを抱いてた彼女を包みます。
私はこういう男性のが好きです。
赤十字の旗を思いつき負傷者を荷車に載せ歩いてマントバの病院に行き最後の見せ場になります。
最後はえ?もう終わり?と思ったけど現在の赤十字を知ってるわけでこの終わり片でいいのよね。
ショーはイタリア・ベネツィアのカルネヴァーレ。仮面舞踏会ですよ。
昔からあのお祭りの様子は幻想的で大好きでした。
ハチャトリアンの「仮面舞踏会」を使った場面も素敵でしたし
やっぱり男役の真骨頂である黒燕尾での群舞!
銀橋で水さんが彩吹さんを引き止める瞬間に胸がきゅん・・
さよなら、演出ですよね・・
彩吹さんは、さわやかなゴンドラの漕ぎ手の衣装でさわやかな歌声で去っていかれました。
できたらまた見に行きたいな。今度は良い席で。
娘役さんはいかにもなわっかドレスよりも、男役の着るような体にフィットした衣装がかっこよかった。
顔も大人顔でスタイル抜群で好きだったんだけど、今度で退団。
「今日はサッカーで有名な方がきています」といきなり
ショーの部でサッカーボールのおもちゃを蹴りながら、
狂言回しさんが言い出しました。ざわざわする客席。
「中田さんです!」と聞こえた。
みんな立ち上がるけど、3階席じゃみえんぜよw