安蘭さん、相変らずの美声で、可愛かったです。切ない歌や辛い歌が多いです。
誇り高い王女と愛する人ができて弱さもある素敵なアイーダでした。
ラストの地下牢のシーンは恋人たちのシーンは思わず涙が。


初っ端からラダメスの衣装に驚く。宝塚と思いっきり違うのはこういうところね。それだけじゃないけど。
伊礼さんはトルソーみたいなボディで堂々たるラダメス将軍でした。若いけど。
テニミュ、エリザベートのルドルフと見ていましたが、ものすごいステップアップですね。
堂々として、素晴らしいです。

宝塚版でラダメスを見た時、男の中の男!宝塚の男役のキャラクターの中でもピカイチの理想と思ったのですが。
今回もそう思いました。
愛する人を一途に思う、愛する人さえ無事に生きていればと地下牢で思うラダメス。好きだな。
男に限らず、女でもあてはまるけど、これこそ、最高の愛ですよね。
人は自分の為にしか動けない~という(うろ覚え)歌詞が繰り返し出てくるのですが真っ向から否定して、実行している。


アムネリスのANZAさんもプロポーション抜群で、あの豪華な衣装も見ごたえがあります。
もう少し貫禄あってもいいかな~と思ったけど、ラダメスにすがりつくところとかは可愛らしい女性に戻って切なかったです。


沢木さんたち、脇の人も歌もうまいし、アンサンブルもユニークでした。

戦闘のシーンは人数のせいか、しょぼい印象でしたが、まあ仕方ないか・・・

あとスゴっツヨっが宝塚版よりインパクトなかった~!!ちょっと残念。

あとしつこくラダメスの「私かもしれない~」が・・・笑


戦争の残酷さ、人の身勝手さ、あさはかさが前面に押し出されて、なかなか辛い話ですが
そして結ばれた恋人にも未来がないので、救いはないけど
一生懸命抵抗していた2人の姿はまた平和を祈る私たちの姿でもあるのだと思います。