微妙なハッピーエンド、

長すぎる!2

月28日に公開なのに、すでにどこの映画館も1回くらいの上映しかも見辛い時間帯(^^;)


などなど芳しい評価でないので、期待せずにいったせいか、すごくよかったです。

 

・まず、次々とピンチが起きるので、安心してる暇などなく、時間が3時間弱というのを忘れていました。

 


中だるみナシで見られました。トイレに途中で行きたくなるに違いないとか、他のお客さんも行くだろうな~とか思ったけど私は行かなかったし、行った人はいるけど少なかった。
でも一般的には長すぎるので、いろいろと不利だと思います。

 

・文句なしの美男美女、そしてキュートな少年が目を奪うので、ぼんやりできない。

 


ヒュー・ジャックマンのファンなので、これは当たり前なんですけど、荒くれ男の役でどうかな~と心配しつつ、やっぱり素敵だった。
野性味、人間味、そして孤独の影を持つ男を丁寧に表現されていて、魅力的な人物でした。
ニコール・キッドマンも改めてマネキンのようなスタイル、美しい顔、髪、彼女の美しさが際立つような衣装や背景にしているにしても本当に目を奪われますなあ~。気高い貴族の奥様だけど、不器用で、生真面目、愛にも。彼女が少しずつドローヴァーとナラに愛を傾けていくのが、そのままオーストラリアの地に馴染んでいく過程で、説得力あったな~
アボリジニと白人のミックスの少年・ナラの大きな瞳と睫毛にも引き込まれます。彼の不思議な歌声や彼の語りが導入部だったのですが、映像も幻想的で、美しい。オーストラリアの大地に相応しい子ですね。

 

・私が見た限りでは、ハッピーエンドかと思うのですが・・
あれは良い終り方だと思いまが、世間では違うのかしら??

 

 

ただし、この映画で日本は悪者ですからね~日本での評判はイマイチでも仕方ないかな。
でも、この映画って最初から最後まで悪い人が出てきて、結構哀しいんですよね、そこも辛いかな。
人種差別のことを描いていますが、それだけではないです。
でも、子どもたちが、肌の色が違うからといって、あからさまな仕打ちを受けるのを見ているのは本当に辛いです。
そういう境遇を穏やかに受け入れている人たちも。

 

 

そうしたドキュメンタリー的な歴史もあり、オーストラリアの風景が迫力あるし、サスペンス、ロマン、人情、戦争、ファンタジー、笑い。全て揃った映画だと思いました。