突然ですが、2月2日のエリザベート千秋楽の思い出というか浦井さんのことを書いてみました。
よそ様のブログを見たら、カテコの様子とか充分わかったので、もういいかな~と思ったのですが友人にリクエストされたので。
浦井さんとは
CANDID | ARTIST PROFILE | 浦井 健治
http://www.candid-net.jp/artist_infomation/talentDetail.php?id=6
千秋楽の浦井さんは、いつのもようにアグレッシブに踊ってはりました。
ミルクの時も、ひときわ(私の目には)いつもより高めにミルク缶をあげています・・w
歌声も「蜘蛛女・・」を見たときからすばらしいな~と思っていましたが、ルドルフもそうでした。
(「蜘蛛女」を見たときは久しぶりだったので「この声誰?」と思うくらいでした。)
04年の初演時は王子様的な雰囲気とダンスのしなやかさが贔屓で満足でした。
そして現在の浦井君はより歌にお芝居に説得力が増して、もう私の贔屓目とかいらないで、大満足です。
声楽の技術も向上して、与えられた役を着実にこなし、自分のモノにして挑むルドルフは最高だと思います。宝物キラキラ☆
そしてもともとのの軽やかでしなやかなダンスもそのままに、なんて器用なのかと感心しました。
トートにそそのかされて、革命家たちと踊るダンスは炎のように舞い、こちらの感情も手伝ってか燃え尽きる前のように激しく、切れ味のよいダンスでした。
見ている間はもうこちらも息をするのも忘れて、緊張していました。
その代わり、マイヤーリンクの死の舞は中日くらいに見たときのが軽やかで元気があってわくわくしたのですが、
楽日は翻弄され、今にも死にそうで、必死なイメージを受け取りました。でもどれもステキな場面でした。
楽の挨拶は、浦井さんは感極まった様子で、うまくまとめられず、でもそれだけに感情が伝わってきました。
真っ白になってしまって(セリフも何もかもってことかな)でも体が勝手に動いたそうです。
ルドルフという役と向き合った成果が出たということですね。
彼は、チャンスがあればまた演じたいと希望表明していましたよ。
またやってくれるのかな~?彼のように演じてくれる人が出てきてくれたらいいのだけど
容姿、歌声、ダンス、私にとってはルドルフは彼が一番だったので、思いいれは深いです。
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オマケ
カナメさんのラストの挨拶がわかりにくい向きもありましたが
私が思うに、彼女がこの半年エリザと一体化してきて、ラストでまた新たな境地、扉を開いたんだと思います。
「死」というネガティブなイメージを払拭する事を話すには、まだつかんだばかりでうまく言葉にはできなかったんだと思います。
「死」逃げ場ではないとトート様が言っているように、現実が厳しいからといって死ぬことは人生が台無しになると思いますし逆に「死」を恐れすぎたり、悼みすぎることも違うのだと思う。
泣いたり、笑ったり、悩み、苦しんだりと与えられた生を、懸命に生きた先に何が別のものがあるということか、エリザベートもトートの腕の中でそう歌っています。
悔いの無い人生を送れるように、その時、その瞬間努力できてきたなら、いついかなる時でも「死」を恐れることは無意味だということではないでしょうか。
ま、なかなかハードで難しいことかもしれませんが・・
私は彼女の言葉をそのように受け取りました。
長くなりました。
カナメさんが私にとってはすごくわかりやすいメッセージを投げてくれたので、思わず書いてしまいました。
クリエイティブな仕事をする人に対してのファンレターで常套句である「元気をもらった」という言葉がウソではないことを改めてかみ締める私なのでした。
この数ヶ月間、ネットして、エンターテイメント見て、という生活でしたが、元気をもらっていましたよね~本当に。
もちろん、一緒に舞台を見に行ってくれた辛抱強い友人たちからも。私は本当に果報者です。