戦争物はあまり見に行かないようにしている私。
ミス・サイゴンも見ていません。映画も極力みません。
だって、見たらダメージが大きいのですもの。
「愛と青春の宝塚」はテレビで見ていたので、あらすじは知ってるしいいかな~と思っていました。
がいつも誘ってくれる友人が評判いいから見ようと、チケットとともにお誘いが~
で行ってみたのですが、これが本当によかったんです。
テレビより生の迫力のがやっぱり訴えかけるものが大きいのか、
OG自らが演じているから、もっとさまになってるのか、
何度も胸がいっぱいになってしまいました。
戦争があり、生と死と隣り合わせになって、殺伐とした世の中で歌劇の存続や
苦しい場面が続くのですけど、みんなで励ましあって乗り越えていく模様が迫力あってよかったです。
スキヤキのシーンとか笑える場面も沢山あるし、まさに笑いあり、涙ありの感動の作品でした。
(スキヤキの肉の模型がやたらと精巧なのが笑えます。スキヤキ屋さんが持って踊り狂うんですよw)
リュータンを演じた湖月わたるさん、もうピッタリ!
気風のいい姉御肌の男役トップスター
そのスケールの大きさと、後輩を元気付けたりする頼もしさ、
でも1人の女性として影山先生を愛する可愛さとか、すごくよかったです。
どこまでかっこいいのかしら?!
現役時代もステキだったけど、今もステキ~☆
タッチーの貴城けいさんも、現役時代のオスカルのイメージそのまんま。
行くあての無いすねた少女の役も、本当は伯爵家の出という設定も納得の雰囲気でした。
トモの大鳥れいさんは、満州で自分の運命を歌う歌がとてもステキで、
勝気で潔いでも、病気に負けないで懸命に生きる姿を演じて感動しました。
石井一孝さんは、相変わらずの歌とお芝居のうまさで、戦時中の自分の立場を憂える心情や
タッチーをはがゆく思ったり、元気づけたりする場面がよかったです。
それから、ベニ役の映美くららさん!!もう~むっちゃ可愛かったです。
現役時代をあまり見てないのでしたが、惜しく思います。
コメディエンヌが向いてるのかな。ユニークな場面が沢山なんですよね~
素直な感情の動きなので、一番、親しみが湧く役ですよね。
とにかく一生懸命で、リュータンの相手役からこぼれ落ちて
落ち込むシーンで、でもリュータンへの憧れはますますあって、
歌う場面はいじらしくて大好きです。本当に楽しかったです。
それから懐かしいOGさんたちも幾人かみかけて、それも楽しみの1つですね~~!
という感じで本当に楽しめました。
カテコももんぺ姿だったから、「わ~これで終わるの?」と思ったけど
そんなわけはありませんでした。ちゃんとお着替えがあって、宝塚らしいフィナーレですよ。