何回、見るかは秘密です。
というか、見れるだけみたいです。
体調が比較的良いときに見に行っています。
チケットを無駄にしたことは今のところありません。
本当は日曜日、体調悪かったんです。
でもすごく楽しみにしていたメンバーと見に行く予定だったので
ちょっと無理したら、首と肩が大変なことに・・
でも今は治りました。体調もすこぶるよくなりました。
やれやれ・・・
でもこの間の日曜日の昼の部。
無理してでも行って本当によかった。
ここだけの話し、舞台を見に行く前は楽しみなんだけど
始まると、早く終わらないかな~とどこかで思う癖がある。
じっとしてるのがちょっと苦痛なのと、次のシーンがみたいな~とか思ったりする変な癖。
でも、今日の「エリザベート」は瞬く間に時間が過ぎて行ってしまう。
あまりの速さに「終わらないで!」と思う充実振りだった。
体調が悪いと、つまらない舞台だと苦痛が増すのですが、今日は本当に精神だけは解き放たれた気がしました。
何年か前に、ブラジル代表と日本代表の親善試合を見たときは
その緊張する試合内容で、45分が5分に感じるくらいのことがあったけど
それに匹敵する充実ぶりだったな~びっくり。
どの場面も一瞬たりとも逃せなくて・・
座席もサブセンター下手後列で全体が良く見えたせいもあるのか
普段、見落としがちなところもよく見えて、理解が深まりました。
もうしつこいくらいですが
涼風エリザがすばらしい!!
歌も最高だけど、エリザベートの感情が切々と伝わってきてすべてのシーンについて書きたくなるくらいです。
特に、精神病院の場面の「あなたの方が自由」という歌の内容に説得力があって自然な感情移入ができました。
ほかにも父親の魂と出会う場面、ルドルフと歌う「僕はママの鏡だから 」、そして「夜のボート」など寂しさと哀しみ、別れの場面ばかりあげていますけど
前半の「私が踊る時」などのまだ希望に満ち溢れた場面も生き生きとしていて、かっこいいんです。
山口トートはどんな人が相手でも良い意味でマイペースで、常にすばらしい歌声で、トートの世界に誘ってくれるのですが
今日はルドルフを窮地に追い込む場面でのダンスが1.5倍?激しくて、驚きました。
そしてエリザベエートを追い求める歌声もより狂気が混じっているようでゾクゾクしちゃいました。
寿ひずるさんのゾフィーを見たのは実は初めてだと思うのですが、
より厳しいゾフィー像でした。それだけに死の場面は哀しみが増しました。
ああ、本当にこんな観劇体験、久しぶりでした。
無理して見に行ってよかった。