タイトルを見てわかる通り,ずぼらである.

 このタイトルを見て読んでほしいのかと思われるだろうが,私も同意見である.

 

 自分の性格について話すと空気が重くなるが,話したい.

 

 私は自分の性格について自分自身でも理解に苦しんでいる.

 このことを必ず誰かに話したくなるのだが,共感してもらいたいのか,理解してもらいたいのか,はたまた同情してもらいたいのか.

 私もまったくもってわからない.

 一番長い付き合いであるにもかかわらず一生こいつとは酒を飲めない,そう思っている.

 

 私は基本的に嘘を多用する.それも非常にどうでもいい嘘をだ.

 この理由はいくつか分かっていて人によく見られたい,仲良くしたいなど他人の視線を気にした結果,嘘をつく.

 枕詞のように習慣的に,息を吐くかのように自然といつの間にか嘘をついているのだ.

 

 ここでひとつ自分が辞めたいと思っている最も下らない嘘の例を示す.

 「タバコを吸っている,昔吸っていた,小学校の時にちょっとね」

 

 そう,いわゆる厨二病にあたる嘘である.

 発症は高校の時だが,その土壌としては中学校からあったと思う.

 当時通っていた中学校はオブラートに包んでも健全な場所とは言えなかった.

 その環境だからか素質があったのかは知らないが,不良をかっこいいと思うようになった.

 

 その結果不良に憧れた自分は「タバコを吸っている=不良=かっこいい」の方程式から嘘をつきだしたと思う.

 

 この後からは負の連鎖が始まる.

 厨二病が少し落ち着いてきたころ,やめようにももうやめられなくなっていたのだ.

 なぜなら以下のループが完成していたのだ.

 

 1.タバコ吸っている(いた)アピール

 2.私=不良として不良(昔はワルだった)ネタとして乱用

   高校生,大学生では,今までの衝撃エピソードトークとして結構食いつきがよく,私もまんざらではなかった

   (このエピソード内容は中学校の話で,割と嘘ではなく今でも掴みがいい)

 3.意外と周囲に広まり,タバコ吸っていなかったとは言えなくなる

 4.相手が新規の方だが,私のコミュニティは狭く,知人に嘘とバレるのではと一貫性を出すために嘘をつく

 5.1.に戻る

 

 ちなみに小学校の時にというのは,なんとなくかっこいいとか小学校エピソードの整合性からついた嘘である.

 今見ても1.はなくても良かったのではと思うのだがもう仕方ない.

 

 私は毎回この嘘をつくたびにすごく恥ずかしい思いをしながらしゃべっていることをご理解いただきたい.

 できれば触れないでいただきたい.なんのタバコとかもってのほかだ.

 

 他の嘘についてもまた書くかもしれない.

 

 最後に自分の性格について書くと言ったが,結果あまり触れられず嘘となった.

 すまん.