この世には二種類の孤独がある。
灯りをともせない孤独。
灯りが見えない孤独。
僕はどちらでもあり、どちらにもなりうるし
きっとミンナもそうだろう。
孤独と幸せは隣り合わせで
幸せに手を伸ばせば孤独になってしまう。
この世には二種類の孤独がある。
灯りをともせない孤独。
灯りが見えない孤独。
僕はどちらでもあり、どちらにもなりうるし
きっとミンナもそうだろう。
孤独と幸せは隣り合わせで
幸せに手を伸ばせば孤独になってしまう。
遠い遠い空の真下に沈む太陽。森が育ち、海が満ちる前からそこにある。
ドーナッツみたいな太陽が雲のようなワタアメをまとう。
なぜか手をかざす人々。かざした手の影が顔に落ちる。
その存在の虜となるのだ。
人々は影によって生かされ、影を求めて手をかざす。
一人一人。
ほんのわずかな人々が手をかざすのをやめる。
「世界で一番美しい影に触れたから」
なぜか僕は、この世でドーナッツに手をかざす、最後の一人にならなきゃいけないと思った。
この世で一番美しいものなんてないはずだ。
僕の周りの草が育ち、僕を取り込むように樹木が伸びて
琥珀色の樹液が僕の命を奪い去る時になり、僕は最後の一人になれた。
この星では風が吹くと悪いことが起こる。
少年にとっては猫
彼女の名前はチェリー・ビーンズ
生まれたその瞬間からその名前だ。
彼女が目覚めた時、母親の血が目に染みて。
それ以来彼女は、血まみれチェリーの名を欲しいままにしている。
風が吹いた時から
少年にとって人生最悪の夢が始まる事となる。
猫と交信ができるのだ。