なんとなく過去から現在に至るまで、精神科で処方された薬を、ダラダラと書いてみようと思う。
注1)薬のmgは、すべて1日量で書いています。
注2)薬の切り替え期と、マイナーチェンジは省略しています。
15年程前。
不眠と、不安感、抑うつ気分が酷く、初めての精神科受診。
ちなみにこの頃は、一人暮らしなのに衝動的に会社を辞めて無職だったのね。
1)
デパス 1mg
マイスリー 5mg
1番最初に処方された薬はコレだった。
いきなり抗うつ薬を出さないあたり、良心的な医師だったかもしれない。
2)
ワイパックス 1mg
マイスリー 5mg
デパスが眠すぎるのと、筋弛緩作用が効き過ぎなのかフラフラになったので、2回目の診察でワイパックスに変更。半減期の面でも、ワイパックスの方が良かったと思う。ただし、これだけで良くなる訳もなく…
3)
ドグマチール 100mg
ワイパックス 1mg
マイスリー 5mg
今はドグマチールってあまり処方されていないと思うんだけど、この頃は、割とスタンダードな処方だったと思う。効果は、とりあえず再就職出来たので少しは回復傾向に見えたけど、鬱陶しい気分は続いていたと思う。
4)
ルボックス 50mg
ワイパックス 1mg
マイスリー 5mg
たった100mgのドグマチールで、高プロラクチン血症になり、月経が半年以上止まっていたので、薬剤変更。
この頃のSSRIは、パキシルかルボックス(デプロメール)の2択だったの。副作用の出やすい私は、当然、ルボックスを処方されたよ。
5)
ルボックス100mg
コンスタン1.2mg
マイスリー10mg
ロラメット1mg
ソラナックス 0.4mg (頓服)
ルボックスをメインにしてからどんどん症状が悪化。不安、不眠、不安定、自律神経系の症状など。薬を増量する度に症状が複雑化して、もう無茶苦茶な状態だったよ。
この頃の出来事は、まだ未消化のまま私の中で、暗黒時代として蓋をして放置しているんだけどね。この頃の終わりの方の話を、少しだけ記事にしたことがある。(コレとコレ。)でもこれは表に出せるキレイな一面しか書いていなくて、その頃の私は、ある意味、滑稽なほど双極性障害治療の典型的な失敗例だったと思うんだ。BPD化していたので。でもそれは今だから言えることだけどね。
6)
トレドミン 100mg
セディール 10mg
レンドルミン 0.25mg
ハルシオン 0.25mg
デパス 0.5mg(頓服)
転院して、薬がガラリと変わった。この頃のSNRIはトレドミン1択だったのね。この処方で、ひとまず寛解。
今の私が思うにこの処方は、トレドミンもセディールも非力なこと、昼間のベンゾジアゼピン系が頓服しかないことが良かったのではないかと思う。
あと、環境を整えてゆっくり出来るようになったこと、規則正しい生活リズムを身につけたこと、認知行動療法を始めたことが、寛解に向けて功を奏したと思うんだよね。薬物治療だけで寛解はなかったと思うよ。
7)
当帰芍薬散(3包)
ジェイゾロフト 25mg
メイラックス 1mg
寛解期を経てから数年後、今のクリニックを受診。この頃のことは双極性障害と診断されるまでシリーズに詳しく書いているので、重複になっちゃうんだけどね。ジェイゾロフトで大失敗。やはりSSRIは合わないと思う。
8)
セルシン15mg
ソラナックス0.8mg
これも失敗処方だね。ベンゾジアゼピン系は、私の昼間の状態を改善する力がないんだと思う。眠剤か頓服くらいが丁度いいんだと思うよ。
9)
ラミクタール 75mg
ソラナックス 0.8mg
五苓散 2包
リーゼ 5mg(頓服)
今の処方。随分落ち着いているけど、あと一歩といったところな気がする。多分年内はこのままいって、年が明けて春の悪化前にラミクタールを増量することになるのではないかと思う。今の処方の希望は「私の野望」に書いた通りだよ。
今回、今までの処方薬を書き出してみて、気づいたことがあるんだけど。それは今も昔も、悪化するパターンの処方があるということ。
私の場合は、SSRI。ま、双極性障害だったしね、飲んでた時は知らなかったけど。それでも体は如実に反応していたと思う。
そしてSSRIの副作用をカバーすべく処方されるベンゾジアゼピン系のお薬も、症状の複雑化の一端を担っていた思う。
後は、失敗は2回以上繰り返さないと気づかないこと。1回目の失敗は、それが症状なのか、薬の副作用なのか見極められないからね。2回繰り返してようやく気付く…みたいなね。
それと悪化の渦中にいる時は、自分では何が起きているか気づけないことかな。自分ではよくわからないから、本当は主治医が気づいてくれるといいんだけど。上手く話せない自分も悪いんだけどね。
後から振り返ると、薬の反応だけ見ても、本当に私は双極性障害だったなとよくわかる。