is someone who drags me down to the bottom
no past, no future
then, i finally will be alive.
is someone who drags me down to the bottom
no past, no future
then, i finally will be alive.
3月11日。私は仙台で震災に遭いました。
未だに安否確認の取れない方達も数多くいらっしゃいます。そして、避難所生活を余儀なくされている方、ライフラインが復旧しておらず不自由な生活を強いられている方達も数えきれません。
しかし、国内・海外の方達の支援のおかげで救出・発見される人達も増えて、ようやく物資も少しずつ入って来るようになりました。本当に感謝すべきことです。被災者の一人として、お礼致します。
本当はここには地震が起きてからの状況や経過を書こうと思っていました。
でも、それはもうテレビ局でみなさんがご覧の通りなのです。
だから、それは書きません。
これからのことを書いていきます。
今は日本中の人、世界中の人達が本当に大切なものや人に気付いてそこに帰っていく時期なのだと思うのです。
自分が本当に心から欲しているもの、大事にしたい物、大事にしたい人。自分の本当の気持ちと向き合って行く機会を与えられている。私にはそう感じます。
そして、それぞれの生きていく術を再確認して、これからをどう生きて行くか、誰と生きて行くかを真剣に考えるときなのだと思います。
きっと、この震災でもう会えなくなってしまった人もいるでしょう。
かけたい言葉があったのに、言えなくなってしまった人もいるでしょう。
家も家族もなくして身体ひとつになってしまった人もいるでしょう。
たくさんの後悔、抱えきれない悲しみ。向き合うにはつらい現実。
特に被災者の人達はそんな想いを抱いている人達が大半でしょう。
でも、今、ここにこうして自分の命が残っていること、考えましょう。
これが自分にとってどういう事なのか、この出来事の裏にある意味を。
今は分からなくても、きっと分かる時が来ます。どんな出来事からでも得るものは学びしかないということを。
枯れ落ちた葉が土に還るように、すべては自分の糧になり、滋養になります。
無理はしなくてもいいと思うのです。向き合えなければ向き合わなくてもいいと思うのです。
強くいなくてもいいと思うのです。
ただ、今自分がここに存在することの意味を、本当の自分を確認してください。
一緒にがんばっている人達がいる。物理的には離れているけど心はそばにある。
それだけで、きっと生きていける。
もっと自分に、他人に、素直に生きていける。
私はそんな自分を信じているし、みんなを信じています。