魔法の道 - ラテンアメリカな日々
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近くの海岸

インバサイ

サルバドールから北に約80キロのインバサイという海岸に行った。地元のバスで2時間くらい。そんなに人も多くなく、のんびりしていて静か。海岸すぐ近くにキャンプ場がある。一人約280円で、水シャワーとトイレがある。清潔さは、まあまあかな(ブラジルにしては)。レストランがあり、カニ入りのモケカ(バイーア料理)を食べた。2~3人前で800円。安いわりには、結構おいしかった。素敵な宿もいっぱいあるし、サルバドールからも近いし、気軽に行けるのでおススメかも。バス代は、片道5ヘアル(約200円)でした。

こちらの話題

サルバドール

ここブラジルでは、ほぼ連日、ローマ法王関連のニュースばかり。テレビをつけると必ずやっている。ラテン諸国はみな、こんな感じだろう。私には、まわりの人々の気持ちがあまりよくわからないけれど・・・。

年齢差

私の友人(53歳、ブラジル人、女性)には、26歳の恋人がいる。彼女は、別に金持ちなわけではない。年齢に関係なく、カワイイ女性だ。彼女は言った。「私の友達は、もうすぐ60になるけど、30歳の恋人がいるの。ブラジルでは、年齢は関係ない。テレビの女優さんたちも、みんな、若い男の子と結婚してるわよ。」そういえば、別の友達も言っていた。「うちのお母さんなんて、60近いけど、つきあう相手は、いつも若い人ばっかり。」最初、私はこの話が信じられなかった。でも、いろいろな人の話を聞くうちに、確かにそういう人がいっぱいいる、ということがわかってきた。

別に年輩の女性が、若い男性とつきあうのが、流行っている、というわけではないんだろう。多分、何も気にせずに行動していたら、そういう結果になったのだ。もちろん、ブラジルも他の国と同じように、同じくらいの年齢の人とつきあうのが一般的だ。そして、きっと男性が年上のパターンの方が多い。でも、あまり年齢を気にしていないので、逆年齢差カップルも多い。

日本の方々も、あまり年齢にこだわらず、ストライクゾーンを広げてみては・・・?今までとは、違う展開が待っているかもしれません。

お浄めを受ける。

私が鬱に入ると、いろんな友達が、いろんな宗教団体のお浄めに連れていってくれる。ブラジルの多くの宗教団体では、無料で悩み相談を受けたり、手をかざしてオーラの邪気を払ってくれたりするのだ。これがなぜか結構効く。最近、癖になってきた。「あやしい」感じがする?でも、落ち込んでいるときは、とにかくそこから抜け出したい。抜けだせたら、ほんとに感謝。人の純粋な善意も心にしみる。

どこの人たちも、親切で熱心。宗教の勧誘などは、一切ない。こんなにオープンで、こんなにイージーでいいの?と思ってしまう。何も強制されない。ブラジル人は、そもそも、人から何かを強制されるのをひどく嫌う国民だ。

ブラジルには、いろんな民族の人々が生きている。だから、いろーんな宗教がある。私は、ブラジル人ほど信心深い国民を見たことがない。多くの人が、何かしらの宗教的活動に参加している。教会に通ったり、講話を聞きに行ったり。カトリックだけでなく、プロテスタントの人もいっぱいいる。アフリカ系の宗教を信じている人も多い。日本の宗教団体もたくさん進出している。他の国に比べれば、宗教に関する偏見は、極めて少ない。というか、皆、勝手に自分の信じたいことを信じている、という感じ。宗教を敬遠する人の多い日本とは、全く逆の風潮だ。

どうして、手かざしが鬱に効くのか、私にはわからない。でも、近い将来、気とか生命エネルギーの研究が進んで、そのメカニズムが科学的にも解明されるかもしれない。

献血

友人2人(ブラジル人男性)が、献血をしに行った。

受け付けを終えると、予想していたのと違って、ひどく待たされたらしい。何故かというと、ひとりひとり面接をされるからだ。「こんなことまで・・・?」と思うような、個人のプライベートにもろに踏み込んだ質問をされたと言う。「同性のパートナーを持ったことはあるか?」「この3ヶ月以内に浮気をしたことがあるか?」「自分のパートナーは浮気をしていないと思うか?」「コンドームを使っているか」「ドラッグを使ったことは?」などなど、面と向って細々と質問されるそうだ。そして、全ての質問にパスした人だけが血を採取される。私の友人は、ひとりが血をとられ、もうひとりは、拒否された。恋人と関係を持ったときにコンドームを使わなかった、というのが理由らしい(不明)。血を採られた方は、500ml近くの血を採られたと言っていた。献血も大変だ。

私は、血を採られるのが恐いので、献血をしたことがないのですが、日本の献血では、こんな面接をするんでしょうか・・・?

鬱におちいる。

また、鬱に陥った。もともと、陥りやすい気質&体質なのだけれど、最近、特に調子が悪い。親も親戚もいない異国の地で暮らしていること事体が、鬱を呼び込みやすいのだ。子供のころから、頻繁に精神状態が悪くなっていたが(どーゆー子供?)、特に思春期に入ってからひどくなった。それから、かれこれ20年・・・。鬱と闘うために、ありとあらゆることを試してみたが(病院と薬以外)、ほとんど良くなっていない。鬱から抜け出すことが上手くなったような気がするだけ。治ったわけではない。鬱に入り込むと、とにかく苦しい。「もっと楽観的に。もっと明るく。ポジティブに・・・・。」なんて言われても、絶対にポジティブになれない。頭の中では、”明るく、明るく・・・”と思っても、心はまっ暗。何もできない。神さまにお祈りしてもダメ。徹底的に全てのことがイヤになる。何をする気にもなれない。そもそも「やる気」ってなんのことなんだか、思い出せない。この鬱は、私の人生をかなり悲惨なものにした・・・。

「なんでそんなに暗い人間が、明るいラテンの国にいるの?」と言われそう。日本の人は、ラテン系の人々が明るいと思っているようだけれど、そんなことはありません。明るいのは、ほんの一面で、本当はすごくドロドロしてます。

ブラジルにも鬱の人は、大勢いる。暗くなるのは、なにも日本人だけではない。日本と違う点は、「精神の闇」についてさえ、ブラジル人はオープンであること。闇に蓋をしない。隠さない。偏見も少ない。心の中に闇があることは、何もおかしいことじゃない。だから、私はブラジルにいるのかな・・・。

(写真は、友人が描いた絵の一部です。)

カーニバル最終日


カーニバル最終日は、大雨となった。昨日も雨が降ったが、小降りだったので、人々は雨など気にせず、盛り上がっていた。が、今日はさすがに人が少なめ。この時期にこんなに雨が降るなんて、珍しいんじゃないかな。でも、最近の気候は、全世界的に狂ってる。どんな天候が普通なんだか、わからなくなってきた。雨の中でも、一応予定どおりに催し物は行われた。今年のカーニバルもこれで終わり。

家に帰ってから、リオのカーニバルの様子をTVの生中継でチェック。さすがにスゴイ。美しい。リオは洗練されてるなー。サルバドールとは、随分違うなー。(でも、サルバドールは、ブラジルの文化の発祥の地なのです。)

楽しいことばかりじゃないカーニバル

うちに泊まっていた友達2人(ブラジル人、男性)が、カーニバルを見に行った。夕方あたりから、雨が降り始めた。彼らはカマロッチ(カーニバルを鑑賞するために作られた席が並んでいる。飲み物や食べ物のサービスがついていたりする。)に入るためのTシャツ(そのTシャツを着ているとカマロッチに入ることができる。)をゲットした、と喜んで出かけた。ところが、彼らは、明け方近く、ひどく疲れた様子で帰ってきた。一人は財布を盗まれ、もう一人は、殴られた、という。財布には、身分証明書や銀行のカードも入っていた。殴られた友人は、女の子に声をかけたところ、連れの男が急に現れ、殴られたという。2人は、雨の中を歩いて帰ってきた。これじゃ楽しむどころじゃない。かわいそう。私は、比較的人の少ないペロウリーニョに行ったから、無事に楽しく過ごせたけれど、人の超過密地帯であるバーハやオンジーナは、結構危ないのだ。ケンカや事故も多い。カーニバルには、手ぶらででかけよう。調子にのって、安易に女の子に声をかけないようにしましょうね!

カーニバルで、また踊る。

また、カーニバルを見に行く。バーハやオンジーナ地区に行くと、人が多すぎて死にそうになるので、ペロウリーニョに出かける。途中の道では、やはり人が溢れていて、身動きできない。東京の通勤ラッシュよりひどい。ほんの少しずつしか前に進めない。ここでケンカでも起こったら大変だ。なんとか、トラブルなく、一番の過密地帯を通りぬけ、ペロウリーニヨに辿り着いた。ペロウリーニョでは、庶民的なカーニバルが繰り広げられている。素朴な雰囲気だ。この、緊張感がなく、田舎っぽい感じ、気楽でいいゾ。

カーニバルで踊る。


ついに怠けモードから脱出し、カーニバルに行ってきた。夫は踊子としてアルバイト中なので、夫の母と出かけた。

地元の女性歌手が「カミジーニャ(コンドーム)を使いましょう!」と叫び、ステージからコンドームをばらまく。人々は、ビールを飲みながら、いい調子で踊っている。夫の母は、55歳なのだが、スタイルが抜群によく、踊りが上手い。まわりのおじさま方の注目を集めていた。私の頭の中も、だんだん回りの雰囲気に感染されていく。なんだか「すべてOK!」モードに。いつのマにか楽しく踊っていた。そして、ふと思った。「私って、バカかも・・・。」そーか、私ってバカだったんだ!どうして、今まで気づかなかったんだろう!?そのあとは、地元のおじさん、おばさんや子供たちと、いい調子で踊ることができました。

私は、今日から、自分のバカさを認め、明日もカーニバルに出かけます。