何年も前のことです。
初老くらいの方が盲導犬を連れて電車に乗ってこられました。すぐさま席を譲られた男性がいらしたのですが、盲導犬を連れた方は断られました。
そして盲導犬くんに車内の床に座るように言いました。
ですが、盲導犬くんはすぐ立ち上がってしまいます。そしてすぐに主の男性に怒られて、そして座るように言われ、また座るのですが、すぐ立ち上がってしまいます。
電車の床で足が滑ってしまって、盲導犬くんは座れないのです

でも主様のいうことは絶対なので律儀に座りますが、すぐ立ち上がって困った顔をして主様を見ます。でも厳しく怒られます。
見るに見かねた、席を譲ってくださった男性が、「なんか足が滑っちゃうみたいですよ、、、
」ってそれとなーく言ってくださったのですが、主様には伝わらず「いいんです。」とおっしゃって、また座るように言いました。
そしたらなんと盲導犬くん、お座りしてその優しい男性の膝の上に顎をのせてリラックスしたのです
犬を飼ったことがなかったリリマミーもその光景には驚きました。もっと驚いたのはその男性で、盲導犬くんの主様にこのことを伝えたいのですが、盲導犬くんがちゃんと座らないことにご立腹のご様子で、そのことは伝えられずジェスチャーでドギマギされているのがわかりました
すぐさま席を譲ってくださったこと、自分のために声をかけてくださったことで、その方に心を許したというわけですね
警戒心が人一倍強いだろうに、人一倍賢くて、人一倍心がわかるこの盲導犬くんの幸せを願わずに
いられませんでした。
犬をいつか飼いたいなーって思った一因のお話でした
いまとなれば更に、顎をのせる行為がどんなに信頼の証なのかよーくわかります。
リリマミー

