地球温暖化

先日、「不都合な真実 -an inconvenient truth-」 のDVDが発売されていたので早速購入しました。実は公開初日にも鑑賞したのですが、40分以上の特典映像があったので新たな知的発見がありました。

１０年ほど前からエコロジーという言葉が一般的に使われるようになってきましたが、この映画といいますか、プレゼンテーションを拝見する前と後では地球温暖化の危機感が全く違います。目を疑うほどの驚くべき詳細な観測データや科学的未来予測が紹介され、パニック映画とは比較にならない現実世界の恐怖を感じました。

映画の中でアル・ゴア元副大統領が興味深い一言を語っていました。それは、多くの人が科学的理論と事実を誤って認識しているということです。温暖化の原因がCO2等の温室効果ガスが原因かもしれないという理論ではなく、実際に確認済みのまぎれもない事実であるということをわからずにいるのです。

私たちの生活の中には矛盾した社会通念や時代背景的に不合理な文化が沢山残っていて、そのことに多くの人が全く疑問を感じることなく生活しています。先日、日本人の私から見てどうしてと思うような不合理なルールがタリバン政権下の女性達にもあり、それに苦しまされているのを知りましたが、それもまた宗教や文化という一言で片付けてしまうのは私にはとても腑に落ちない事実でした。

文化や生活を守る事は重要ですが、それよりも大切にしなければならないことに気がつくことができなければ、人間が幸福に生活を送ることは困難になってしまいます。
正しい行動をするために必要な事は、状況を広い立場で把握し根本にある問題が何であるのかを正確に理解することです。

この作品はアカデミックな内容であるにもかかわらず、どんな人にも分かりやすく説明されています。しかし、それだけではありません。いかにこの地球が美しく貴重で尊い存在であるのかを理解させてくれる必見の作品です。興味がありましたらぜひご覧下さい。

ここで、『私にできる１０の事』について紹介します。
いくつかはすぐにでも実践できそうです。
●省エネルギー型の電化製品や電球に交換しましょう。
●停車中は、エンジンを切り、エコ・ドライブしましょう。
●リサイクル製品を積極的に利用しましょう。
●タイヤの空気圧をチェックしましょう。車の燃費基準を上げれば、無駄なエネルギー消費を防げます。
●こまめに蛇口をしめましょう。水道の送水に使用されるエネルギーを削減することができます。
●過剰包装、レジ袋を断りましょう。買い物は、リサイクル・エコ・バッグを使いましょう。
●エアコンの設定温度を変えて、冷暖房のエネルギー削減をしましょう。
●たくさんの木を植えましょう。1本の木は、その生育中に１ｔ以上の二酸化炭素を吸収することができます。
●環境問題について、もっと学びましょう。そして、学んだ知識を行動に移しましょう。
子どもたちは、地球をこわさないで、と両親に言いましょう。
●『不都合な真実』を観て地球の危機について知り、友に勧めましょう。


不都合な真実
http://www.futsugou.jp/

チーム・マイナス6％ - みんなで止めよう温暖化
http://www.team-6.jp/

無関心

このブログは、世界で起きていることで私が関心を持ったことを残しておくために日記っぽく始めることにしました。

きっかけは「愛の反対の意味は何でしょう？」というシンプルな質問の答えを当然のように「憎悪」だと思っていた私が「無関心」という思いもよらぬ答えを知ってからです。

え、「私はそんなに悪人ですか？」と反発的な疑問も湧いてましたが、冷静に考えてみると無関心である以前に、分かっているつもりだったり、無知であることにすら気がつかないことがあります。もし、世界で起きている不幸な事実を知ったなら誰かと意見を述べたり、何かしらアクションをとることができるかもしれません。

「無関心な人」と「無知な人」の行動結果は同じです。

今まで考えようとしなかったこと、知ろうともしなかったことを発見して、これから視野を広げていければと思います。