「9月11日は先生の日」
Hola a todos! 皆さん、こんにちは!
アルゼンチンのブエノスアイレスからリリアーナです。
今日、9月11日は「先生の日」です。

さて、前世紀(笑)のある9月11日の朝
私もいつもよりも少し緊張して
学校へ向かいました。

「ママ、先生に持っていくプレゼント買って」
と言ったとき
「えっ、先生にプレゼント持っていって大丈夫なの」と
母が驚いていたからです。

教室へ入ると、みんな
それぞれが持ってきたプレゼントで
先生の机はとてもカラフルな包装紙にリボンの
プレゼントの山となってました。

母に持たされた私のプレゼントは
なんだか少し地味な色に感じました。
そっと机の端っこのほうに
置いて自分の席に座り
先生が来るのをドキドキ
しながら待ちました。

エルビーラ先生は
いつもの明るい声で
「わあー、これらは全て私へのプレゼントですか!」
と言って
山のようなプレゼントに大喜びです。

でも先生が「さてさて、誰のプレゼントから開けようかなあ」と
嬉しそうに言ったとたん
「えーっ、ここで開けるの?」って
びっくりするのと同時に不安になりました。

というのも
私はそれまでにプレゼントを頂くと
子供ですから直ぐに開けたくても
頂いた方の前では開けてはいけないと思ってました。

でも私の不安は
日本人の母やおばあちゃんが、誰かに何か贈り物をする時
必ず添える言葉が
「つまらないものですがどうぞ」で、
私は、どうしてつまらないものをプレゼントするんだろうって(笑)
不思議に思っていたからです。

ついに自分のプレゼントが開けられました。
中身はハンドクリーム(笑)でした。先生は
「うれしいわー!私が使ってるクリームが
丁度無くなりかけてるところなの。こんな素敵なプレゼントを
贈ってくれたのは誰ですか」と
とても嬉しそうだったので
ほっとして手を挙げることができました。

「リリアーナ、どうもありがとう」
苦しくなるぐらいムギュウーっと抱きしめられ
「お母さんにも私からのありがとうを伝えてね」と言われました。
自分の席へ戻るときの私の顔は
みんな以上に誇らしげな顔だったと思います。
家へ帰って「ただいま」の前に母に
「つまらないものですがじゃなかったよ」って言いました。

今世紀(笑)に戻ります。今はプレゼントされる側です。
今年の9月11日はコロナの影響で
例年通りとはいきませんでしたが、
サプライズで自宅に素敵なプレゼントが宅急便で届きました!
この場をおかりして
Muchas gracias! どうもありがとう!