日本人と菜食の深い関係 | 本郷李來オフィシャルブログ Powered by Ameba

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2014 ミス•インターナショナル日本代表。ヴィーガンやプラントベース、オーガニックコスメなどの地球に優しいライフスタイルや、シンプルに自然体で美しく過ごすためのヒントを発信しています。絵を描きます。

みなさんごきげんよう黄色い花

 

いつも何を口に入れているかで、

普段の思考や考え方も

変わってくるのではないかと思っています。

 

例えば、母親や愛する人が

愛情を込めて作ってくれた

ご飯やお弁当を食べると、

心が温かくなってホッとしますよね。

 

同じように、機械や流れ作業の中で

作られたものばかり食べていたら

余裕がなくなっていく気がしませんか。

 

チューリップ黄

 

戦後、西洋の文化が一気に流入し、

古事記が学校で教えられなくなったり、

暦さえ、和暦から西洋暦へと変化しましたが、

食文化も同じように欧米化してきました。

 

パンや牛乳に始まり、

パスタ、チーズ、ハンバーガー、

ケーキ、サイダー、ワインなどなど・・・

挙げれば切りがありませんが、

今となっては、

当たり前にいつもあるものですね。

 

寛容な日本人ですから、

異なる文化をうまく取り入れてきましたが、

時代は令和となった今

少し立ち止まってみても

良い時が来たのではないでしょうか。

 

チューリップ黄

 

そもそも日本人は、菜食でした。

 

禅仏教の精進料理にも表れているように、

自然の恵みに感謝し、

自然と調和しながら生きていました

 

農林水産省が令和元年に出している、

国民1人・1年当たりの

供給純食料を見てみると、

1960年には、肉類(牛肉•豚肉•鶏肉)の

供給量はわずかに3.5kgですが、

2019年には、約10倍以上の

33.5kgとなっています

(ちなみに、牛乳及び乳製品は、

22.2kgから95.4kgと、

5倍近く増加しています)。

 

これはあくまで全人口の平均ですから、

赤ちゃんや、私のような

ヴィーガンも含まれているので、

実際は、一人当たりの消費量は

もっと多いのではないかと推測できます。

 

しかし、消費量が増加する一方で、

自給率は、91%から

52%と減少しています

 

少し話が逸れますが、

輸入していると言うことは、

以前の記事で少し触れた、

エコロジカル・フットプリント

(=輸送時に発生するCO2が

環境に与える負荷)が

増加することになります。

 

 

チューリップ黄

 

このように、資料からも読み取れるように、

世界で一番長い歴史を持つ日本において、

たった、ここ50年ほどの間に、

食生活が様変わりしてしまいました。

 

西洋に則した肉類や

乳製品の消費が増加する中、

日本人の主食であるはずの米の消費は、

115kgから半分以下の

53kgに減っています

 

元来、旬の野菜や

木の子などの素材を活かしながら、

食材本来の味を感じることが出来た

日本人の繊細な味覚は、

日本人の穏やかさや

共感能力の高さという国民性に

繋がっていたのではないかと思います。

 

そして、それは、

美しさや寛容性に満ちている

日本に住む日本人の一員である

という誇りにも

つながっていたのだと感じます。

 

チューリップ黄

 

戦後76年経った今、

日本人で在ることの誇りを

再興する時が来たのではないでしょうか。

 

image

紫陽花は日本原産のお花ですあじさい

 

 

 

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