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りら音楽教室
ピアノ脱力法メソッド®
公認トレーナー
島崎純子です
たまたま3日連続で
伝統文化に触れて
色々と考えたシリーズ
最終話はバロック音楽のコンサートで
色々と考えた話
実は
一度書き終えて校正してるときに
HTMLタグを触っていて
なんか間違えて記事を消しちゃって
心折れてました
ので 思い出しつつ
備忘録的にあっさりと
書いておこうと思います
■バロック音楽の心地よさ
言うまでもなく
バロック時代には
今のピアノはありません
上の写真は
今回のコンサートで使われた
スピネット
（チェンバロと同じ仕組みの鍵盤楽器で
主に家庭用として普及したものです）
今回のコンサートは
教会を会場として開催され
教会のパイプオルガンと
奏者さん持ち込みのスピネット
そして
ソプラノ
フルート
オーボエ
という5人の奏者さんによるものでした
普段はなかなか聴くことのない
パイプオルガンと
チェンバロ
（スピネットですが、
便宜上チェンバロと書きます）
歌やフルート、オーボエは
割合聴くことも多いですが
それがピアノ伴奏ではなく
パイプオルガンやチェンバロ伴奏になると
ぐっと雰囲気が変わります
クリスチャンではないですが
教会という空間で聴く音楽は
なんだか心が落ち着くというか
とても気持ち良く聴くことができました
職業病で
ピアノの音は純粋に楽しめないというか
なんか色々と気になってしまったり
（あの音ピッチ悪いな とか）
（この曲もうすぐ弾きにくいとこやな とか）
するのですが
普段自分が接している音楽と
少しかけ離れたものは
純粋に心地よく楽しめます
■ピリオド楽器と現代楽器
今回のコンサートでは
教会のパイプオルガンが
現代のピッチだということで
スピネットも
ピアノと同じチューニングでしたし
（チューニングが狂いやすかったそうで
休憩時間には調整が大変そうでした
）
）フルートもトラベルソではなく
現代の楽器
オーボエの方は
カンタータでは
オーボエダモーレを吹いておられましたが、
全体としては現代流のバロック音楽というか
現代のピッチでの演奏だったわけです
一時期ピリオド楽器ブームがあり
古い時代の音楽は
その時代の楽器で演奏するべきだ
ということが盛んに言われましたが
今回のパイプオルガンの件にしても
物理的に無理ということは多く
現代の楽器で演奏することも多いですね
バッハの作品なんかは
言うまでもなくピアノで演奏しますが
これだって古楽器でやるべき
と言われたら
ピアノでやるなんて邪道なわけです
とか考えていると
電子楽器とピアノ論争
にも通じるところがあるなと
感じたんですよね
■どこまでこだわるか
バッハやモーツァルトが思い浮かべていた音は
現代のピアノの音ではないし
現代のピアノでは当たり前の
ダンパーペダルなどの装置も
ありません
現代のピアノでバッハやモーツァルトを弾くとき
全くペダルを使わないかというと
演奏者の考え方にもよりますが
箇所によっては踏む
ということが多いのではないでしょうか
（私の学生時代の先生は
パイプオルガンやチェンバロの響きを
イメージして
それに近づけるために踏む
あるいは作曲家自身も
この機能を知っていたら踏めと指示するはず
だから踏むべき
という考えでした）
その是非について
議論するつもりはありませんが
要は
どのように考えて
何を目的として
音楽に向き合うのか
ということだと思うんですね
そしてそれには
絶対こうでなければならない
という縛りはないはずです
（何してもええやん
と言ってるわけではありませんよ）
ちゃんと目的意識や意図
自分なりの考えがあってやることなら
他人がとやかく言うことではない
と思ったんですね
バロック時代のピッチのことと
調性感覚のこととか
色々と考えて一度書いたんですが
それが消えちゃったので
もう一度書く気力がありません
若干まとまりきらないですが
伝統文化については
本来のものを知ることは絶対大事
だけど
それをその通りに
寸分違わず再現する
ということは難しい場合が多く
それでなければやってはいけない
みたいな風潮になるのは違うと思うし
本来の形を知った上で
色々と新しいことを取り入れてみたり
融合させたり
芸術というものは
そうして発展してきたものなのだから
まずは自由に、気軽にやってみようよ！
というところも
必要なんだと思います
ということで、、、
このシリーズはめでたくこれにておしまい
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