指先から拡がる無限の世界
生きる力を育てる りら音楽教室 代表
ピアノ脱力法メソッド®公認トレーナー
島崎純子です
先日、大人生徒さんとのレッスンで、音が飛ぶ伴奏形がはまらない、音が鳴らない、という点を改善するための弾き方をレッスンしました。
ちなみに弾いておられるのは、ファジル・サイ氏編曲のトルコ行進曲。
これはサイ氏ご本人です。念のため(笑)
よくこんなん弾きますね〜(笑)
と言いつつレッスン開始。
基本的にはとてもよく弾いておられるんですが、ラグタイム調の編曲のため、左手に跳躍が多くてなかなか音がはまりません。
音が鳴らない、かすれる、という原因は、鍵盤が下がっていないからです。
弾いてるつもりでも弾けてないんですね。
ピアノは、鍵盤が下がると鳴る楽器ですので、速いフレーズ、連打、跳躍など、打鍵の難易度が上がると、正確に打鍵できなくなり、音が鳴らないのです。
多くの方が
『音が鳴らないのは指の力が弱いからだ』
と思っているのではないでしょうか?
声を大にして言いましょう!
打鍵するのに必要なのは、力ではありません。
そして、そもそも指を動かす筋肉は手のひらの中の虫様筋ですから、指そのものを鍛えるという発想も捨てましょう。
逆に、指の力で打鍵するという意識を持つと
『指に力が入って反っているから鍵盤に当たらない』
という現象が起こります。
下の動画でご覧いただくと、打鍵後に指が跳ね上がっているのがよくわかると思います。
『指を鍛える』
ではなく
『正確に、無駄なく鍵盤をおろす』
ことが大事。
それには無駄な動きを全て削ぎ落とし、最小限のモーションで打鍵する感覚を養うことが有効です。
具体的に言うと、指を鍵盤にセットし、手のひらから重みを落とすことで鍵盤を下げていきます。
頭でわかっても、実行するのは難しいですね〜
意識して練習し、指の力を抜くトレーニング、しっかりと支えを作るトレーニングを併せて行うと、少しずつ感覚が育っていきますよ
ピアノ脱力法メソッドのフィンガートレーニングや、身体の脱力トレーニングを実践すると、より早く脱力の感覚が掴めるようになると思います
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