兵庫県高砂市 豊かな表現力とコードネーム即興演奏力☆ りら音楽教室
ピアノ脱力法メソッド®公認トレーナー 島崎純子です
先日大人趣味のピアノコースのYさんがレッスンに持って来られた楽譜。
よく使われている、全音出版のブルグミュラーなんですが(書き込みはYさんの娘さんの先生によるものです)
ペダル記号の指示が不思議
こういう意図があるから、こうなのかな?というのはなんとなく感じることも出来なくはないんですが、、、
これをそのまんま杓子定規に守って演奏したら、なんだか困ったことになりますよ。
この版は昔と編者が変わっています。
昔の版にはペダル指示がありません。
では、書いてなければペダルは使ってはいけないんでしょうか?
そんなことはありません。
踏んだ方がいいと思えば踏めばいいし、いらないと思えば踏まない。
それを考えるのが難しい初級の生徒さんのヒントになるよう、編者の方が、なんらかの意図を持って記入しているんですね。
では、
1〜4小節のペダルは何を意図してるの?
5〜12小節のペダル指示はなんのため?
13小節からはペダル使わないの?どうして?
21小節からは5〜12小節とペダル指示が違います。なんのため?
例えばこんな事を考え、自分なりに答えが見つかるかどうか。
テキストの指示通りに弾いてみたとして、その結果聞こえた音楽はどうだったか。
このような事を自分で考えることが大切ですね。
その結果、自分のイメージする音楽と違うならば、、、
自分でペダリングを考えるべきです。
他の版を調べる、というやり方もありますが、どれを見たとて、結局は自分がどうしたいのか、です。
自分で考えて、納得して演奏する。
そうして初めて、聴いてくれる方にも伝わる、説得力のある音楽になります
書いてないのは、いらないから、ではなくて、自分で考えるため。
(ピアノにペダルがついていなかった時代の音楽などは、また違いますよ)
読譜とはドレミや音の長さを判別するということではなく、楽譜に書いてあることをしっかりと読み取ること。
楽譜に書かれた音楽を聴くこと。
そこが演奏の楽しいところですね