年末に胃腸炎を拗らせて2週間の入院と

一時的な寝たきり状態となっていた母(71歳・認知症・要介護2)ですが、

 

栄養補給と平行して定期的な運動も習慣化していました。

 

2週間の入院生活では、

病院の方針でほぼ車椅子移動&寝たきり状態だったので

退院直後は10メートル歩くだけでもふらふらするほど。

 

そして、8月現在の運動量はというと、

 

・毎朝、30分前後の散歩

 

・週2回〜3回、60分ほどの体操教室と週1回のヨガ

 

・毎日1時間前後のストレッチ(TV&you tube)

 

 

元々からだを動かすことが好きで運動習慣がついていたこともありますが、

調子が上がらない日でも大体これくらいの運動量はこなせるまでになりました。

 

もちろん、この運動量は強制しているわけではなく、

機会を提供してあげて本人が同意してこなしています。

 

運動量はもちろん少しずつ増やしてますし、

本人のペースで独自に行ってます。(つまり、マイペースで適当に動いているということ)

 

こんなマイペースな運動習慣でも

基礎体力がついてきたことに加えて

 日常生活にも変化が現れてきました。

 

・就寝時以外のオムツ卒業(!)

 

・夏バテしていない。

 

・認知症特有の調子が悪い日と

 良い日の差があまり無くなった。

 

・簡単な家事手伝いに

 参加できるようになった。

(洗濯物を畳む、生ゴミを庭に捨てるくらいですが…)

 

・鏡を見ることが増えた。

 自分で着る服を選ぶようになった。

 

・朝、早く起きて勝手に朝食を摂るようになった。

 

・集中力がついてきた。

(本や新聞を読むことが増えた)

 

・規則正しい生活リズムで

 過ごせるようになってきた。

 昼間寝ている時間が少なくなった。

 

 

 

運動が認知症予防になることは

かねてよりいろんなエビデンスが発表されていますが、

 


おもしろいのは、

"認知症と診断されてからできなくなっていたことが

できるようになっている"ということ。

 

 

どうやら、

からだを動かすことは、

基礎体力がついてきただけでなく、

日常生活にもいい影響

を及ぼしているのかもしれない

ということなのです。

 

高齢者がケガや病気で長期間安静状態が続くと身体能力や精神状態にも悪影響を及ぼすことがよく理解できた今回の母の入院でしたが、


 

・ちょっとがんばってからだを動かしてみる

 

・適切な栄養補給

 

こんなからだの中も外も環境を整えてあげる習慣はしばらく続きそうです。



(長野県ですが日中は40度近くまで気温が上がるため散歩は朝8:00くらいまでに

終えたいところ。爽やかな信州の夏はどこに行ったのでしょう。)