これがスペイン !?のしかも王子!?
こんにちは。
アートな京みやげが気軽に買えるショップの店長です。
今日はちょっとお休みして、大好きな絵画のお話しです。
まずは有名なこの1枚。
フェリペ・プロスペロ王子 ベラスケス 1659年 プラド美術館
ふ~ん、王子様の肖像画ね・・・・で終わると面白さを読み忘れていますよ!!
まず、スペインの人ってどんな感じをイメージしますか?
だいたい、黒い髪に黒い瞳で情熱的なのがスペイン人ですよね。
あれれ、この王子は金髪でもっと北の方の人っぽいです。
はい、この王子が生まれる約200年程まえに
スペイン王家に初めてオーストリアのハプスブルグ家の血が入って以来、
スペイン王家に一度もスペイン人の血が入ることはありませんでした。
恐ろしいほどの血族結婚を重ねながらも、ハプスブルグ家としか婚姻を結ばなかったので
こんなスペイン人ぽくないスペインの王子様が誕生したのです。
そして着ている服は女の子用。
これはこの王子様だけに限ったことではありませんが、
当時の男の子の死亡率は女の子より高かったので、
女の子の服を着せることで、死神の目をごまかそうと真剣に考えていた時代です。
洋服についている鈴も、魔除けや厄除けの一種なのです。
そして、男の子だとか女の子だとか以前に、
先述のように近親婚を重ね続けてしまったために、
スペイン王家の子供たちは長生きできない子供もとても多かったので
少しでも長生きできるようにやはり女の子の服を着せていたのです。
この絵をただの肖像画と見て終わるか、その裏にある歴史を読むかでは
面白さが全然変わってきますよ~。
あ~、またプラドに行きたい!
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