肖像画の力
こんにちは。
アートな京みやげが気軽に買えるショップの店長です。
今日は一息ついて、大好きな絵画の小話を・・・。
宗教絵画の宝庫と言われる、スペインマドリッドにあるプラド美術館。
私がこんなに絵画にのめり込むきっかけになった美術館ですが、
2回目だったか3回目だったかに訪れた時に、何やら不思議な印象を与えられた1枚がコレ。
二世というからには王様です。
基本的に肖像画は三割増しで書きますが・・・こんな感じです。
彼はスペイン・ハプスブルグ家の最後の王。
王家はずっと青い血にこだわり、血族結婚を続けた結果
夭折する子どもや、体が弱かったり精神的に問題がある人が多く出ました。
彼もハプスブルグ家代々の特徴である、
長い弓なりの顔、突き出た顎、咬み合わない歯などが見られますが
何よりも体が弱かったのです。
長生きすることはないだろうと言われていましたが
結果的には39歳まで生きるも、世継ぎを残すことはありませんでした。
ということで、太陽の沈まない国・スペインは
王が子孫を残せなかったという理由で、長らく続いた王朝が倒れたのでした。
見た目だけでなく、性格から生き方から内面の苦悩までを描きだす肖像画。
後からこの絵に込められた歴史的背景を知って、ますます西洋歴史と絵画にのめり込むことになったのです。
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