好きな人を知らなかった状態を「0」として、

知ってから好きになった状態を「1」とすると。


好きという気持ちが過去のものになって、

その人のことが好きではなくなったら。


その状態は「0」なんでしょうか。


それは何だか違う気がします。


「0」が「1」になった後。


「1」は「2」になり「3」になり、

数字はどんどん積み重なっていって。


もしもいつか好きではなくなったら、

その数字が増えるのが止まるだけで、

増えた数字はそのまま残る、みたいな。


何となく、そんな気がします。

 


それはもうずっと増えないかもしれないし、

いつかまた増え始めるかもしれない。


けれど減ることは無いと思うのです。



いや、もしも減ることがあるとしたら、

それを幻だと感じた時…なのかな?



偽物、裏切り、騙された。


そんな感覚になった時はもしかしたら、

積み重なったものが崩れてしまうのかも?


共感できないので想像ですけど。



僕は自分がホントだと感じられてさえいれば、

それが実は嘘だったとしても。


騙してくれてありがとうって思う気がします。



だって自分の中に芽生えている想いも、

積み重なった思い出も。



絶対にニセモノなんかじゃないって、

胸を張って言えるので。


そんな時間をありがとうとしか思えないです。



「ずっとずっと好きでいて欲しい」


なんて言葉で心を縛るのではなくて。


「自分たちを好きでいてくれた時間のこと、大事にしてくれたら嬉しい」


そんな言葉で心を軽くしてくれる人たちと、

出会えて良かったなぁって思います。



「まだまだ一緒に楽しいことしようよ」って、

そう思って貰えるように。


楽しい場所を創る小さな欠片になれるよう、

自分を磨いて進んで行けたらいいな。


決して消えない星が、

そっと煌めく方へ向かって。