夏川椎菜さんのクラクトリトルプライド。
何度も聴いて、MVを何度も観て、
色々なことを感じたり、想像したりして。

僕の中にある感情がアップデートされたので、
改めてここに書き残しておきます。

感想と考察の真ん中みたいな。
そんな記事になるのかなと思います。


まず最初に、アップデート前について。

僕はクラクトリトルプライドという曲は、
「今の夏川さんを歌った曲」だと思ってました。

これまでの延長線上というか、続きというか。


でもそれは少し違ってたんじゃないのかなと。


続き、というより、多分、全部なのかなって。

これまでの自分の物語と今の自分について。
全部をひっくるめて、一括りにした歌。

今はそんな風に捉えています。

では、ここからは個人的にどう捉えてるのかを、
簡単な理由と一緒に書いてみます。

多分、とか。おそらく、とか。
ここからは、いちいち表記はしません。
でも全部、僕のただの妄想です。

自分とは違うなぁとかツッコミながら、
そんな視点で見てるのね、くらいの感じで、
少しだけお付き合い下さいませ。



クラクトリトルプライドの1番にあたる部分。
反発だらけのプライドで刻まれてくとこまで。

あそこまでは、過去の夏川さんの物語。


この時、ここにだけ居たいと叫ぶ夏川さんは、
ただただ可愛い、王道スタイルの夏川さんです。

自分が目立ちそうなことを採用しながら、
逆風にさらされて足りないことを自覚して。

王道の可愛いを武器にして攻める夏川さんは、
空ぶったり、背伸びしたりして。
(MVでのここにしか居れんめちゃ可愛いです…)

自分らしさを探す夏川さんは、
可愛い服をより可愛くするのではなく、
最後はドットキャラに変身しちゃいます。


そして加速する自分探しの中で、
色々な帽子を被ってみたり、マスクをしたり。
裸足も楽しもうよって上を向きながら叫んで。

繊細なところも、臆病なところも、
全部見せてくれるようになっていって。


自分の中にある裏表。裏側にある感情。
それを使い分けられるほど器用じゃなくて、
そして器用な嘘ではホントには叶わなくて。

そうして改めて、王道の限界地点へ…。
心が折れてゲームオーバーです。


王道では勝てないと自覚した夏川さんは、
それでも諦めずにコンテニューして。


馬鹿って言われてもいいと開き直って、
自分の全てを投げてくれます。


隠せないから投げるねって言葉は、
それだけ読むと甘えてるみたいです。


でも、そこから夏川さんは頑張ります。
ここにだけ居たいと叫ぶために。
筋トレしたり、色々なもの食べまくって。


隠せないから受け取って、ではなくて。
隠せないから受けてみて、なんですよね。


それは受け取る人への挑戦状のようでもあり、
受け取る人を信頼してる証拠でもあって。


自分が本気で真剣に全力で頑張ったことを、
真剣に受け止めて評価してくれる人がいる。

夏川さんはそう信じてくれているからこそ、
隠せない自分の居場所がそこにあるのだと、
叫ぶことが出来るのだと思います。


そして悔しいのも、楽しいのも全部全部、
目を見て話すように伝えた先にあるのが。

自分にしか歩けない道の先にあるものが、
王道を越える可能性なのだと思います。


昔の自分を自分の言葉で振り返りながら、
今に至る過程を盛り込みつつ今を表現して、
そうしてそれを「楽しい」で括っちゃう。

夏川さんの積み重ねてきた時間の全てを、
「楽しい」という気持ちで括っちゃう。

それが実現したのがクラクトリトルプライド。
そんな風に思うようになってからこの曲は、
僕の中でより特別な存在になりました。


自分が磨いた自分を、受け取る人のことを、
信じてぶつけるのって凄く難しいです。


それを実現して魅せてくれるカッコ良さは、
背中で引っ張ってくれるカッコ良さで。
追いかけたくなる背中なのです。


こんな風に頑張ってる夏川さんをみてると、
すげーなぁで終わりにせずに、自分も頑張ろ。
そんな気持ちにさせてくれます。


僕の中にあるクラクトリトルプライドの物語は、
今のところこんな感じです。


まだまだこれからも沢山聴くと思うので、
またアップデートされていくと思います。


そうしてアップデートを繰り返す中で、
欲張りに詰め込んだ想いの一欠片だけでも、
上手く汲み取れたらいいなと思います。


まあ、たとえ意図とは違ってたとしても。
たとえ、僕が勝手に妄想してるだけだとしても。


夏川さんが届けてくれた作品がキッカケで、
生まれた気持ちがあるという事実だけは、
絶対に消えはしないので。

僕にとってそんな存在である御自身のこと、
少しでも誇りに思えて貰えてたら嬉しいな。


お読み下さりありがとうございました!