地下鉄になんて乗ったことないよ。

って笑顔で誇らしげに言われたとき、
まだ若かった私は、

え!じゃあなにで移動するの?

なんて聞いてしまって、

誇らしげに、

「publicな乗り物になんて乗らないよ。車があるじゃん。運転手がいるし。」


学生時代にイギリスに留学していた頃に彼と出会った。

まだ若かった私は、
なぜか、かっこいい。と思ってしまい、
たぶん初めて、外国の男の子との出会いだったから、
自信満々な彼のことがなんでもかっこよく思えて、

「休日なにしてるって?旅行かな。」

なんてゆわれて、えー!いつも旅行してるの!!
なんて思ってしまって、

今思えば私だって、長期休暇には必ず旅行に行ってるし、私は免許持ってないけどお母さんはいつも車で移動してるやん。

って普通のことなのに、

やたらと自信満々で、常に余裕の笑みを浮かべながら、かっこいいっぽいことばっかりゆわれると、


私は恋に落ちてしまっていた。

なんなら、いつの間にか、

彼女彼氏みたいな型にはまった関係なんて
求めてないんだよね。
思いのままだよ全部。

みたいな感じで、

今日はどんな女の子と出会い、
どんな女の子とセックスしたのか、


そんな報告もしてくれていた。

まあ私もその中の一人だったわけで、

でもなぜかそんなオープンな関係って素敵!

ってそれまで真面目な恋愛しかしてこなかった私には新鮮で全てがかっこよく思えて、そんな自分もso cool!って思ってて、、、

まあその後はよくある展開で

彼のことを本当に好きなってしまい、終わりを迎えた。


でもそののち、私も彼のように自由に赴くままにいろんな男性と関係を持つ時期も来てしまうのだけど、その時のことはまた今度。


私にとって地下鉄になんて乗ったことのない
自意識過剰で自由人気取りの彼は、


自分の世界から初めて出たときに出会った
最初の彼となり、(短期間ではあったがコンスタントにデートやセックスをしていたたが、彼氏ではないので、彼。)私にとって新鮮な人に出会うことのおもしろさを気づかせてくれた彼となり、今ではネタにできる彼のひとり。

だけど、そのときは、


とっても落ち込んだ。