絵を描くのは吐きたいから。



細かい作業は苦行みたいで楽しくない。



でも描かずにいられない。



はじめのイメージをどれだけ強く持ち続けられるか。



描いてるうちにブレてくる。



深化させられれば良いけど。



省きたくなる、手を抜きたくなる、弱い自分と戦いながら。



負けてしまったこともある。



仕上がった作品は、かわいそうな子になる。



それでも愛してしまう。



繰り返すと、自分をどんどんダメにしていく。




ブレずに仕上がった時は、ほっとする。



格闘技もおなじだね。



今日、そんなことを思ったよ。






誕生日ってさ、おめでとうっていうの。


老いてると感じると、年取るごとに、「おめでたくなんかないよ」って気分になりがちなんだけど。


なんでおめでとうっていうのかというと、死と再生の儀式だから。


またあたらしく生まれたことへの、おめでとう。


結婚式とかもなんだけど。


それまでの自分が一度死んで、生まれ変わるんだよね。


日本にはそういう儀式が文化としてある。


七五三とか、成人式とか、昔は元服っていって首を落とすのに模して前髪を切ったんだって。
そこから名前も変えて。


親離れすると、なかなかそういう機会はないから、誕生日ってそうして改まるのに良いなって思う。


前置きが長くなったけど、昨夜のKrushのメインを観て、こんなことを考えたんだ。


当日誕生日、翌日誕生日のふたりの対戦。


強烈な打ち合いを見て。


まるで斬り合うような戦い。


観客として、感じることが溢れてきた。


失礼かもなんだけど、私は見てるだけだから勝ちも負けも気にならなくて。


ただ、負けたら死んだような気分になるんだろうなと思う。


それって悪いこととも思わないんだ。


さっきある選手のブログを読んで、どんなにいい試合だったって言われても、負けたら虚しいって。


せっかく生まれ直したんだから、いっぱい食べて、いっぱい寝て、また改めて、幸せな自分を育ててほしいなあ、なんて、思うんだ。


誕生日、おめでとう。




こないだTVを見ていたら、テレンス・リーさんが、

「人見知りを直すには武道がいいですよ!人との距離感をつかむのにすごくいい。」


と言っていて、なんだか納得した。


格闘技やってる人たちで、引っ込み思案な人を見たことがない。


ひかえめとか謙虚とかはあるけど、だいたいいつもリラックスしているように見える。


一人で壇上で話すとか、試合の時とかは緊張感あるけど。


普通に話してるときは、回りの空気が柔らかい。


いいな、って思う。


格闘技やろうかな。