鎌倉一美しいとされる観音様が
東慶寺にいらっしゃるという
 
 
 
 
 
 
 
その名も「水月観音菩薩半跏像 」
毎月18日に公開されています
 
 
 
 
 
 
 
鎌倉三十三観音霊場第32番札所
松岡山
東慶総持禅寺
 
 
 
 
臨済宗建長寺派のお寺
1285年(弘安8年)に
北条時宗公の奥方であった覚山尼が
時宗公の菩提を弔う為に創建しました
 
 
開山:覚山尼
開基:北条貞時公(時宗公と覚山尼の嫡男)
 
 
この開山と開基って何がどう違うの?
と思ったことはありませんか?
 
 
 
 
 
開山と開基の違いとは?
 
 
簡単に言うと
 
開山:お寺の初代住職
開基:お寺を創建した人(スポンサー)
 
 
 
開基あってこその開山でもあり
開山あってこその開基でもあります
 
 
 
 
 
 
 
 
 
おなじみ北条家の家紋・三つ鱗
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
東慶寺は「縁切り寺」としても有名
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
女性が離婚することが難しかった時代に
東慶寺へ逃げ込むと離縁ができるという
「縁切りの寺法」が明治維新まで
なんと600年間続いていましたびっくり
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
正確には離縁の話し合いの場として
お寺が間に入って
調停の役割をしていたようです
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
勿論その間
女性はお寺に身を置くことが出来ました
今でいうシェルターみたい
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このようなことから
東慶寺は「女人救済の寺」として有名に
幕府公認の「縁切り寺」となったのでした
 
 
 
 
 
 
 
 
 
縁切り寺法が終わり
明治という新しい時代が始まると
「廃仏毀釈」の影響で寺は荒廃してしまいます
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
明治38年
建長寺・円覚寺両派管長の職にあった
釈宗演氏が東慶寺の住職に就任します
 
 
 
 
 
 
 
 
 
釈氏はそれまで荒廃の一途をたどっていた寺を
見事に再興させます
釈氏が「中興の開山」と呼ばれる所以です
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
釈氏は日本人僧侶として初めて
「禅」を「ZEN」として
海外へ広めた人物でもあり
その功績は世に知られています
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
若き頃に慶応義塾大学で学び
それが縁となり福沢諭吉とも親交があったそう
漫画にもなっているので
気になる方はチェックしてみてくださいねニコニコ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
白蓮庵
写経場ですキラキラ
東慶寺では写経の他に
香道、茶道、挿し花などが体験できますニコニコ
 
 
 
 

 

 

 

 

 

さて

水月観音様ですが

撮影はできませんので

お借りした画像をご覧ください照れ

 
 
水月観音様
 
 
補陀落山(ふだらくせん)の水辺の岩上に座し
水面の月を眺めている姿の観音様といわれております
ですから少し視線が下方なんですね目
小さな観音様でしたが
その美しさと存在感は今でもはっきり
心に刻まれていますキラキラ
 
 
 
 
 
 
 
 
こうしたゆったりとした観音様のお姿は
当時中国の宋の時代に流行しましたが
日本ではあまり作られませんでした
そんな珍しい観音様を
ここ鎌倉東慶寺で拝観出来るんですビックリマーク

 
 
 
 
 
 
 
 
水月観音様は
毎月18日に御開帳されています
まだお会いになっていない方は
一度ご拝顔されることをオススメします!!
 
 
 
 
 
 
 
 
 
北鎌倉から
焼菓子専門店トロッコへ
プレーンスコーンを買ってみましたラブラブ
 
 
開店と同時に売り切れなんてこともあせる
相変わらずの人気店でしたニコニコ