【アドバイザー】30年越しの謎が解明!NARDアロマアドバイザー資格(第3回-2) | Ligne4 Aromatique リーニュ・キャトル アロマティック / メディカルアロマ・サヴォニエール

Ligne4 Aromatique リーニュ・キャトル アロマティック / メディカルアロマ・サヴォニエール

NARD メディカル アロマアドバイザー / Savonnière (サヴォニエール) の中山弘子のブログです。「植物の癒し」と共に生きています。

写真のセンスがなくて泣きそうです

 

こんにちは

香りの療法士・ヒロコです。

 

8月7日(土)NARD JAPANのアロマアドバイザー資格取得コース(全12レッスン)の3回目を受講してきました!

 

今回の記事は2コマ分の後半、レッスン6の内容になります。

精油の調香です。

 

第1回目を読まれていない方はこちら。

 

場所は認定校である神楽坂の「東京メディカルアロマスクール ホリスキュア」です。

今回もアドバイザー講座講師の先生は時枝 珠実先生。

レッスン内容は詳しくはお伝えできないのですが、学んだ内容についてざっくりと。

 

【レッスン6】精油の調香 〜オリジナルの自然香水で素敵に香る〜

  • 香り、調香の基本
  • 嗅覚
  • 精油を学ぶ
    1. ローズ
    2. ネロリ
    3. ジャスミン
    4. パチュリー
    5. サンダルウッド
  • 実習 オードトワレ
まずは解剖学的に、芳香分子が鼻腔から入って体にどのように作用するかを図を見ながら確認。嗅覚とはなんぞや。
 
 
芳香分子は鼻の奥の粘膜層に溶け込み、嗅毛で受容され嗅細胞から嗅神経へ電気信号に変えられて脳に届く。そして嗅球を経て本能的な活動を司る大脳辺縁系の扁桃核、視床下部に到達。そこから知能や理性などを司る大脳新皮質の嗅覚野というところで香りとして認識される。
 
これをふまえ、相性の良い精油の分類を確認。一応「オリエンタル」「花の精油」など7分類されているけど、目安であり絶対ではない。精油自体が色々な芳香分子を含んだナチュラルな香水なので、実際に嗅いでみて合わせてみること。
 
つぎに香りの経時変化。
 
こんなことはありませんか?
香水をつけた際、ある香りはすぐに飛んでしまう、ある香りはいつまでたっても残っている。
 
これは芳香分子の重さによる揮発性の違いから起こる現象です。
軽い分子は揮発性が高く、重い分子は低いので遅くまで残ります。
この揮発性の違いを「ノート」といいます。香水を買う際に目にしたりしますね。
 
アロマテラピーの場合でも精油にノートによる3区別(トップ、ミドル、ベース)があります。
トップは1〜14分、ミドルは15〜60分、ベースは60〜100分で消えます。
今回はそれらの区分を組み合わせてアロマ香水を作ります。
 
アコードがよい
2つ以上の香りをブレンドして心地よい香りの効果が生み出せた時「アコード(調和)が良い」というそうです。
 
レッスンでは2つの精油(ラベンダー・アングスティフォリアとベルガモット)をそれぞれ割合を違えたものを嗅ぎ比べます。
 
上からラベンダーが9、8、5、2の割合。

ラベンダー9だとほぼベルガモットの香りはしない。
両者ともトップノートなのでどちらかをミドルかベースにしたら、また違った香りになるのだろうな。。。これはいろいろな精油でためしてみたいなぁ。
 
また、調香するときに丸い、やわらぐ、優雅な、強いなどの感覚をとらえ、「夏の雨上がりの早朝の森のウッディ系」などの、香りのタイトルのようなものを念頭におくと作りやすいようです。ソムリエっぽいなぁ。
 

「精油の調香は、ワインのテイスティングのように奥が深い」

 

パリのトモミ先生はそうおっしゃっていました。植物の種類、産地、高地、季節、時期などによって同じ精油でも含有する成分も多少違うので、おのずと香りも少し違ってきて、かぎ分けるのはとても大変だそうです。

 

アロマの調香って、極めようと思ったら果てしない旅になってしまいそう。。。

 

イエローハートお楽しみの実習ターイム!!シャンプー

一度は体験してみたかった調香。

私はいまはほとんど香水をつけることはなくなりましたが、お気に入りはドルチェ&ガッバーナのライトブルー。爽やか系。昔はこれを常用してました。

いまはもう少しフローラルや柑橘の方が好みになってきたかなぁ。

 

全量10ml、精油濃度5〜10%、精油合計20滴と無水エタノール9mlを混ぜる。

 

ネロリ(トップ)、ローズ(ミドル)、パチュリー(ベース)をチョイス。

 

調香用のムエットは長く、ずらして嗅ぐことで香りの割合や経時変化をみる。

 

そして、パチュリーを嗅いだ時に、私の頭の中で何かがぱちんと弾けました。

 

「この香り、懐かしい、嗅いだことある。。。」

 

瞬間、この画像が頭に浮かびました。

 

Warner Music Japan Inc.

 

歌手のマドンナの「Like a Prayer」のアルバムです。

私はこのアルバムを持っていたのですが、このアルバムにはマドンナが好きな香水がついていたのです。この香りに違いない!

 

講師の時枝先生に「パチュリー、マドンナを思い出したのですが。。。」

すると先生は「そうなんです!パチュリーはマドンナが好んだ香りで有名なんです」と!

やっぱり!!!

 

このアルバムの発売は1989年!32年前!

当時はインターネットもなく、この香りがなんなのかを調べるすべが少なくて、知りたいと思いつつ、いつのまにかすっかり忘れていたのです。

いや〜、まさか30年越しの謎が解明するとは!!

パチュリーよ!ありがとう!

 

そして出来上がったのが、こちら。

 

初調合〜乙女のトキメキ

 

自分好みのアロマ香水が作れるなんて夢のようだし、過去の記憶も鮮明に蘇らせる。

香りって本当にすごい。

 

調香とはいえメディカルアロマなので、禁忌には気をつけて安全に香りを楽しみたいです。

 

肌につける香水もやぶさかではないけど、お気に入りの洋服や自部屋に好みの香りを漂わせる芳香剤としても使ってみたい。

 

好きな香りを調合して作ってあげたいなぁ。

 

というわけで、第3回目後半のレッスン6はここまで!
第4回目前半レッスン7は次回ブログにて。

 

香水今週もありがとうございました音譜
私がお世話になっている「東京メディカルアロマスクール ホリスキュア」です。

 

3