【初級第3回目】フランス・アロマテラピー初級-IDFP | Ligne4 Aromatique リーニュ・キャトル アロマティック / メディカルアロマ・サヴォニエール

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NARD メディカル アロマアドバイザー / Savonnière (サヴォニエール) の中山弘子のブログです。「植物の癒し」と共に生きています。

 

2021年5月19日(水)
フランス式アロマテラピーのオンラインレッスンの第3回目、最終回です。

 

東京20:30⇆パリ13:30とZoomでつないでのマンツーマンレッスンです。

レッスン内容は詳細にご紹介ができないのですので、ざっくりと。

◆⑤精油のキャラクター Part1

  • 学名
  • 産地
  • 抽出部位
  • 科目
  • 外的特徴
  • 蒸留時間
  • 効能
  • 禁忌 などの説明

●真性ラベンダー、レモン、カモミール・ローマン、ペパーミント、ゼラニウム・ロザの5種

これら5種の精油は、日本のアロマテラピーでもスタメンです。

 

今回「抗感染、抗ウィルス、抗菌、抗炎症、殺菌、抗カタル、抗アレルギー、強壮、止血、収斂、鎮静…」と字面を見ただけで白衣が浮かんでしまうメディカルな効能をがっつり教えていただき、慣れ親しんだレギュラー精油の顔がキリッとして見えました。ほんわかした性格だと思っていたら、しっかり敵を倒すツワモノだったとは。。。

 

トモミ先生はアロマテラピーを生活に取り入れて以来、風邪を引かなくなったそうです。フランス人のご主人も娘さんの健康も守っているそうです。素敵!

 

この講座で精油の内容以外で「個人的に」興味を引いたのは「生物の分類」についてでした。


いわゆる「界・門・綱・目・科・属・種」というあの分類方法です。

学生時代に勉強したはずなのに全く覚えていない。

 

ラベンダーは以下のように位置付けられています。

 

界:植物界 Plantae
門:被子植物門 Magnoliophyta
綱:双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:シソ目 Lamiales
科:シソ科 Lamiaceae
属:ラヴァンドラ属 Lavandula

 

ちなみに人間は少々ややこしい。

 

界:動物界 Animalia
門:脊索動物門 Chordata
亜門:脊椎動物亜門 Vertebrata
綱:哺乳綱 Mammalia
目:サル目 Primate
亜目:真猿亜目 Haplorhini
下目:狭鼻下目 Catarrhini
上科:ヒト上科 Hominoidea
科:ヒト科 Hominidae

 

シソ科に話を戻し、シソ科に属するハーブ系植物はバジル、ミント、ローズマリー、セージ、マジョラム、オレガノ、タイム、レモンバームなど。

 

ローズマリーは
科:シソ科 Lamiaceae
属:マンネンロウ属 Rosmarinus[1][2]
種:ローズマリー R. officinalis

 

セージは
科:シソ科 Lamiaceae
属:アキギリ属 Salvia
種:セージ S. officinalis

 

ミントは
科:シソ科 Lamiaceae
属:ハッカ属 Mentha

 

これはかなり面白くなって色々と調べてみてしまった。同じ科でもこれだけ違うのだなぁ。

ということは持っている成分も違うわね。

 

このレッスンを受講しなければ一生調べることがなかったかもしれない情報。

そして興味がないと全く頭に入らないのが学生時代の勉強ということを痛感しました。

◆⑥精油のキャラクター Part2

Part1での精油はアロマテラピー界ではレギュラーメンバーですが、Part2では私自身が知らなかった精油が登場しました。

●ティートゥリー、ウィンターグリーン、バジル、クラリセージ、ラヴィンサラ

ウィンターグリーンとラヴィンサラは知りませんでした。
ロールプレイングゲームで魔導師が使う魔法みたいな名前ですね。

 

そもそも精油は古代から活用されていたので、中世ヨーロッパが舞台のRPGに登場してもおかしくなと言えばおかしくないですよね。

 

真面目な話をすると、

ウィンターグリーンはサリチル酸メチルが100%に近くて鎮痛・抗炎症作用が高く、またその香りが独特だそうで、入手をしてみたら嗅いでみたい精油です。

 

ウィンターグリーン

 

ラヴィンサラはマダガスカル島で採取できる高さ20mほどのクスノキ科の巨木。抗ウィルス性の感染症全般に効果のある精油です。

学名Cinnamomum camphora CT cineole
1,8シネオールを多量に含有する「ケモタイプ」の精油でもあります。

(ケモタイプについては中級でご説明します)

 

ラヴィンサラ

 

なお似たような名前で「ラヴェンサラ」という精油があるそうで、

こちらは学名Ravensara aromatica
リモネンの含有量が多く、抗ウイルス作用がありますが、どちらかというとストレスや不安、緊張など、メンタル面の不調に役立つ精油だそうです。こちらもクスノキ科なのでなんともややこしい。

 

ラヴェンサラ

 

この二つ間違えやすいですが、学名が違うのでそこで確認すると良いですね。
(他にもフランス語読みとか英語読みとか色々ごちゃ混ぜになってややこしい精油です。)

 

というわけで第3回目のレッスンも終わり、フランス・アロマテラピー初級は修了しました。

 

特にテストのない言わば「基礎の基礎」なので、自習してまとめておくことにします。医薬用語が頻繁に出てくるのでそちらの知識も調べておかねばなりませんし、ついでに言えばラテン語の辞書も欲しいです。

 

中級はテストがあるので、そちらはハチマキ巻いて取り組みます。
引き続き中級のレッスンが始まります!

 

トモミ先生とフランス式アロマテラピーに興味を持たれた方は以下をご覧ください。

【お知らせ】
トモミ先生とのマンツーマン・オンラインレッスンは2022年より動画視聴コースに変わります。
直接マンツーマンで教わりたい方は、この機会をお見逃しなく。
2021年11月30日で受付を終了いたします。

Île des Fleurs Parisメディカルアロマ塾
https://www.iledesfleurs.com/

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