■あなたがいたから
いま振り返ってみると、
私は沢山の人に支えられてきました。
●あの人がいなければ。
●あの時に声をかけていなかったら
いまの私はいなかった。
私一人では、いまの私はいなかったと思えます。
昔、素直に自分の感情を
人に伝えることが出来なかったとき。
とても苦しくなって、
何だか自分って一人ぼっちなんだなって
思ったことがありました。
そして
今までの自分を振り返ってみました。
あれ?
ちょっと待てって。
一人ぼっちだとは思っていたけれど、
実はいつもそこには
友達や家族がいてくれたんじゃないかな。
ってことに気づきました。
しかし、思っている事を伝えてこれなかった。
人はいてくれたのに。
いつもそこにいてくれていたんだねって。
何だか、温かい気持ちで心がいっぱいになり、
涙が止まらなくなったことがありました。
そのことに気づいてから、
だんだんと自分の思っている事を
表現出来るようになりました。
悲しいとき、苦しいとき、
人目を気にせず涙を流したときもあります。
すると、周りにいてくれた人が
「大丈夫?どうかしたの?」って。
「いつでも応援しているからね」って。
温かい声を
かけてくれるようになりました。
物凄く嬉しかった。
その時に気づきました。
あぁ、私の人生って、
もう私一人の人生じゃないんだなって。
人に弱い部分を見せることって
中々出来ない人もいるかもしれませんが、
素直に自分の気持ちを伝えてみると
温かく見守ってくれる人がいます。
強く自分の事をみせることが
美徳に思えるときもありましたが、
それよりも、自分の気持ちを素直に表現している人は、
私はとても魅力的に感じます。
泣きたいときは泣いていい。
苦しいとき、我慢の限界がきているとき、
我慢せずに声をだして泣いていい。
涙を見せることが、自分の人生の1ページに
あったっていいですよね。
私達が赤ちゃんだった時は、自分の思ったまま
大きな声で泣きながら叫ぶことが出来ました。
すると、どこからともなく
誰かが近寄ってきて声をかけてくれたり、
大きな腕で抱きしめてくれました。
でも、大人になっていくと
何故か人の目が気になって
自分の感情を素直に表現することができなくなってしまう。
本気のSOSさえ、誰にも届けることが出来ない。
これって、とっても悲しい。
本当は、あなたの周りには沢山の人がいるのに。
あるとき言われた事がありました。
「弱い部分も見せれる人って強いなって思うよ」って。
誤解して欲しくないのですが、
弱い部分を見せる事をしろ!という事ではなくて
思った感情を表現することは決して
いけないことではないと思うんです。
私は気づきました。
自分が素直に人に感情を伝えると、
●人の温かさを知ることができるし
●人が手を差し伸べてくれる
逆に自分が誰かを応援してあげることが
出来るようになると
何故か沢山の人が
今度は自分を応援してくれるようになる。
ありがたいなぁって思います。
そんなある時、いつもいつも頑張ってくれている自分に
お礼を言いたくなりました。
「ありがとう」って。
だって、どんな時でも
自分はそばにいてくれているんですもの。
幸せ者ですね。
無理に自分の思いを伝えろとは思いません。
でも、少しづつ。
少しづつ。
思ってる事を伝えてみる勇気を持って欲しいなって
思います。
あなたの涙が、誰かの為の涙になることも
あるかもしれません。
「あぁ、人前で涙を流してもいいんだな」って。
あなたがあなたを生きることで、
あなたがあなたの事を伝えることで、
あなたの周りがいつも色々と教えてくれます。
たまには叱ってくれたり、
一緒に泣いてくれたり、
応援してくれたり、
一緒になって笑ってくれたり。
自分自身の感情を伝えること。
少しづつ勇気を持って
やってみてください。
ずっとずっと、私は応援しています。
Starting Point 清水一樹(しみずかずき)