こんにちは
小竹えみです。
私のクライアントさんには
「これからカウンセラーとして
独立したい」
という方が多くいらっしゃいます。
でね、その中の多くの方が
口にするのが
「カウンセラーとして
”人を救いたい”んです」
という言葉!!
うん、うん。
困っている人を救いたいって
立派だよね~
って、もちろん私も思います。
でもね。
その後に続く言葉が
「でも、自分に
誰かを救えるとは思えない」
「だって、資格がないから...…」
「だって、スキルが足りていないから……」
だったとしたら!
う~~~~ん
「じゃあ、人を救いたいなんて
言うのやめたら?」
なんて思っちゃうし、
なんだったら
クライアントさんにも
そう言っています(笑)。
「え?! じゃあ
小竹さんには
そういう”思い”はないの?」
と言われそうですが......。
もちろん、対人支援の仕事を
しているからには
「困っている人の助けになりたい」
という思いはありますよ。
でも「誰かを救いたい」ってのとは
ちょっと違うかなと思っています。
だってね
私ごときが
誰かを「救おう」なんて
おこがましすぎて(笑)。
「他人を救いたいなんて
おまえは何様なんだ」
って声(自分の)が
聞こえてきちゃうんです
まぁこれは私の個人的な意見なので
クライアントさんの「思い」まで
否定するつもりはないんですが......。
じゃあなぜ私が
「人を救いたいなんて
言うのやめたら」
なんてことを言うかというと
私たちは「人を救おう」って
立場に立っちゃうと
ベクトルがついつい
自分に向いてしまうからです。
これ、どういうことか
あなたは分かりますか?
本来、カウンセリングや面談って
相手と同じ立場に立って
相手と同じ目線で
「この人はどんな思いを
抱えているんだろう」
「この人はどんなことに
困っているんだろう」
と相手にベクトルを向けて
話を聴く必要があります。
それなのに
あなたが話を聞きながら
「何かこの人のためになることを
言ってあげなきゃ」
「私のスキルや知識を
活用させなくちゃ」
と、考えていたとしたら
あなたのベクトルは
どっちを向いていると思いますか?
そう!!
自分に向いちゃっていますよね!!
こうなると
「次、何言おう」
「なんか気の利いたアドバイスは」
と、頭は自分のことで
いっぱいになってしまいます。
なんだったら
自分が思いついたことを
早く言いたくて言いたくて
「早く話が途切れないかな」
なんて思いだしたりして(笑)。
もう
「相手の話を聴く」
どころじゃありませんよね!
確かに「人を救いたい」って気持ちは
とっても尊いことですが
この人のことを「自分が救おう」と
自分にベクトルを向けて
考えるのではなく
この人が救われるためには
「自分に何ができるのか?」と
相手にベクトルを向けて
考えられると良いですよね!
大丈夫!!
あなたが
「相手のためにできることは何か?」
ここを考えて
クライアントさんに接することで
「あなたに救われた」
という人が
必ず増えていきますよ。
今日も最後までお読みいただき
ありがとうございました。
次回をお楽しみに~
あなたの現在(いま)が、
もっと輝きますように