嫁の実家で飼われているゴールデンレトリバー。





現在14歳のオスです。





私が嫁と付き合い始めた頃は、まだ5歳くらいのヤンチャ盛りでした。





ボールを投げて拾ってくる遊びをしようと思っても、拾ったボールを抱え込み、「俺が拾ったボールだ!コラ!触るな!」と、手を出すと「ウーウー」と威嚇するし、





散歩に連れていけば、人が見てない事をいいことに、トットットと勝手に歩いて遠くに行ってしまう始末。





家の中で興奮し、上がることを禁止されてるリビングのソファを飛び回ったり、





嫁がビールのつまみにとテーブルに置いたイカキムチを、目を離した隙に全部食べちゃったり、





酔っ払って帰った嫁が、しつこくちょっかい出すのが気に入らずに手をガブッと噛んだり、





背中を枕にしようとした酔っ払った嫁をガブッと噛んだり、





雑巾を引っ張りっこして、アゴがもうガクガクになるまでやっていたあの頃。





1人で犬の散歩を任せられるようになった私と、嫁の実家の近所を良くわからないまま歩き回り、挙げ句の果てに迷子になった私を、「こっちだよ」と言わんばかりに家に導いてくれたり・・・。





途中から嫁の家庭の仲間入りをした私ですが、男好きな犬の性格もあってか、既に9年間にも渡って仲良くしている犬です。





小さい頃に嫌な思い出があって大きな犬を苦手としていた私が犬に慣れたのも、嫁の実家にいるゴールデンレトリバーのおかげなのです。





そんなゴールデンちゃん。





少し前から後ろ足が弱り、立ち上がるのも補助が必要で、散歩もやっと行ってる状況でしたが、ついに先週立つのもやっとの状況になってしまいました。





力強く吠えていた昔と違い、切なくなるような擦れた声で何かを訴える犬に対して、何を訴えているのかわからない歯痒さ。





何とか足腰が不自由な犬を助けたい人間達。





既になんとも悲しい状況ですし、これからもっと悲しくて大変な状況になっていくのが予想されます。





人も犬もいつかは死にます。





しかし犬の寿命は、人の寿命に比べたらホントに短い。





せっかく仲良くなった犬に対し、残された人間は、去りゆく運命の犬に何ができるのか。





いまだかつてペットと呼べるような動物を飼ったことの無い私にとって、もうすぐ来るであろう別れは、すごく切ない問題なのです・・・。