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おやすみ



口調

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目を覚ますと朝で、身体は冷え切っていた。

昨日の酒のせいなのか、意識は朦朧としている。

もうこんな朝は懲り懲りだと何度思った事だろうか?
後悔を三度繰り返し、四度目の朝には当たり前になってしまう。


土曜日の朝、陽射しの割に、空気は冷たくてびっくりする。

そうだ、季節は冬なんだと思い出す。

窓を開ければ風が部屋を包み、気分がいくらかしゃんとする。

お湯を沸かす。完全に目を覚ます為にコーヒーをいれる。


意識がはっきりすると、ふと、昨日初めて出会った彼を思い出す。

彼の口調は時々自分を苛つかせ、次の瞬間には辺りの空気を変える。

皆の目を彼が覗き込む。


不覚にも心が動揺している。
この感覚は前にも会った感覚だと思い出す。


瞬間、苛立ちがピークになっている事を感じる。

もう、はっきりいってどうしようもないのだ。

自分の言葉ではっきりと言え。
なぜそんなにもまっとうな事しか言えぬのだ。

それでは口論にもなりやしない。

悪態をつく、彼は笑う。

しかし僕は彼の顔に出来た小さな『歪み』を感じる事が出来た。

必死に隠そうとしているなかの『歪み』

その歪みは自分を笑顔に変え、3秒後には奈落の底へ突き落とすのだ。

「言いたい事なんて何もないよ。

ただ、此処には居たいんだ。」

だから、その口調が苛々するんだよ。

lights練習風景

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写真はlightsの練習風景。
最近はハンドマイクで歌ってます(笑)