エネルギーがあったりなかったりの日々を過ごしています。

 ちょっと息切れ気味かもしれません。

 

 自撰

蜻蛉果つペデの地震による断端

 

10/4

鳴き交わす油圧ショベルや花水木

 

10/5

ゆるジョグの吾に歓呼せよ草紅葉

 

10/6

雨冷俄や食前に出されたる珈琲

おしあなやニュースの声のうつくしき

小鳥来るフリックの指賑々し

 

10/11

おぼこイナ鯔や研修医の手つき

鯔びたんばしゃっと何を目指す穹

この胸の汽水を飛び出してゆく鯔

(以上は夏井いつきの一句一遊、没句供養)

 

秋高き広場で一人食うケバブ

 

10/12

ヴァレニキのあと大門はみぞれ雪

 

10年前にキエフに春近くの冬頃旅行したことがあり、マイダン広場に面したホテルに泊まったのでした。とある教会の壁にホロモドールの説明パネルが何枚もかかっていたのを思い出します。

 

秋雨の瀝青が黒深むる夜

 

10/18

林檎の実下り階段しずむ腹

 

10/19

夏鴉時雨や茜の高圧線

 

思い出し俳句ですね。

 

パラボラを受けて飛ぶ君空高く

 

ヒマラヤなんちゃって句会への投句分、ほぼ即吟。

 

10/26

蜻蛉果つペデの地震による断端

 

10/27

秋夕焼紫峰の稜線6H

 

10/28

鶴渡る比較優位の世の硝煙

 

10/30

銀杏黄葉枝を離れる音に陰

先週は黄色くなかった葉の擦れる