熱帯魚のベタって言うとよくコップやビンなどで
ヒラヒラと長いヒレをたなびかせているのを想像するのではないですか?
赤や白や黄色、マーブル模様等の
とてもカラフルで女性にも人気なお魚です。
でもあのカラフルなベタさん自然界には居ない魚なんです
実はタイなどの東南アジア方面で
人工的に大量生産されているのが輸入されています。
元になるワイルドのベタはあれほどド派手じゃないんだけど、
とても品のある綺麗な魚なんです。
余談ですがベタの仲間はエラ呼吸の他に
ラビリンス器官という物を持っていて
魚の仲間としては珍しく空気中でも呼吸が出来るんです。
だからコップなどの狭くエアーポンプも無い環境でも生きられる。
我が家では現在4種類のワイルドベタを飼育、
ベタ・マクロストマ : ブルネイビューティーと呼ばれ
大変美しいワイルドベタの最高峰です。
ベタ・アルビマルギナータ : 赤っぽい体色に黒と白の縁取りをした
小型だがとても品のあるワイルドベタ
ベタ・エニサエ : エラ蓋や尾ビレ・尻ビレのエッジに
美しいメタリックブルーが入る中型種の上品なワイルドベタ
ベタ・シンプレックス : エニサエを小型にしたようなこれもまた綺麗なワイルドベタ
いずれも繁殖方法がオスが口の中で卵をくわえ子供を育てる、
マウスブルーダーと呼ばれるタイプになります。
アルビマルギナータのペアからとれた稚魚が現在2センチくらいに育っていて
毎日ブラインシュリンプをお腹オレンジになるまでいっぱい食べています。
ワイルドベタは繁殖を楽しむ以外にも、
複数匹同じ水槽で飼う事が可能な種です。
多少の小競り合いやオス同士のフィンスプレンディングは見かけますが、
相手を殺すまで攻撃したりはしませんので、
レイアウトさえある程度気をつけてあげれば問題はありません。
ちなみにコップで売られているベタは間違っても一緒にはしないで下さいね、
見た目の綺麗さとは相反してあまりの凶暴さと
残酷な結果を目の当たりにする事になりますので。
長くなるので続きはまた今度